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30万ヒット達成に寄せて。 2006年
9月 30日(土)



「まずい」という言葉をよく口にする人がいます。

一緒に食べに行っても、急にしかめっ面をして
「まずい」と言って大げさに口から出したり、
「食えねぇ」とか言って大騒ぎしたり。

実際、私が食べてもなんとも思わないのに、です。

そういう人は、たいていの場合好き嫌いが激しく、
普段の食生活が貧しいひと。
言ってみれば、味覚音痴な人ほど
「まずい」という言葉を口にするような気がします。

               ☆

ブログなんかでも、たった一回だけ行っただけの店を
「死ぬほどまずい」とか「もう行かない」などと
罵倒しているひとがいます。

食材や料理のことをほとんど知らず、ちゃんとした料理の
修行をしたこともないまったくの素人なのに、
曲がりなりにもプロが作った料理のことをよくもここまで
悪く言えるものだな、と感心してしまいます。

また、店を☆の数で評価する人も、自身のボキャブラリーの
なさをごまかしているようにしか見えません。

こういうひとは、品性の卑しいひとでしょうか。

               ☆

ある地方都市に、X(仮名)という男がいました。

彼は、地元でグルメサイトを開設していました。

ほかにまともなグルメサイトがなかったこともあって、
けっこうな人気サイトだったのですが、
彼は一回だけの訪問によって各飲食店に
「まずい」「店が汚い」などの辛辣なコメントをつけ、
さらに“☆なし”から“☆5つ”までランク付けして公表、
ミシュラン気取りの振る舞いをしていました。

ところがXの正体は、その県の県庁に勤める公務員でした。

つまり、県民の税金でごはんを食べている“公僕”の立場です。
しかも、担当業務は観光関係。

飲食は、観光の重要なファクターです。
たとえば、香川には讃岐うどんを求めて観光客が集まり、
冬の鳥取には松葉ガニを求めて宿泊客が押し寄せます。

その、県の観光の重要な担い手である飲食店を
彼は「まずい」だの「店が汚い」だのと言って切り捨て、
☆の数の多寡で、一方的に差別していたのです。

その店で働く料理人たちは、汗水垂らして一所懸命働いて、
県に税金を納めているにもかかわらず、です。


その後、このXという男は、サイトを元にした本を出版しました。
勤務先である県庁に黙って。

当然すぐにばれ、「公務員の副業禁止規定」違反で
人事委員会にかけられ、クビ寸前になったと風の噂で聞きました。

その本とは、藁半紙で作ったようなみすぼらしいものでした。
写真もほとんど載っていないようなこんな本のために
クビ寸前にまでなるとは、と哀れに思ったものです。

でもそれも、自業自得だったのかもしれません。

               ☆

私は、素人です。

いくら食べ歩きをしても素人です。

どんなに頑張ったって料理はまともなものを作れません。
知識だって、すべて表面的なものにすぎません。

その素人が、こうしてインターネットという、なかば公の場で
プロの料理人の方々のお店を紹介するということは、
ほんとうに私自身の品性を問われるものだと思っています。

私がどういう育ち方をしてきたか。
普段どんなものを食べているか。
どんな生活をしているのか。
そしてどんな性格で、何を考えているのか。

食べ物の店を紹介することは、自分というものをすべて
さらけ出すことだな、といまさらながらのように感じています。

               ☆

いま、「渋谷とっておき!!」は開設からわずか3年半で
30万ヒットを達成しようとしています。

あらためて私はその「重さ」を痛感します。

たくさんの読者のみなさんのおかげでここまで来たと同時に、
たくさんのお店のおいしい料理のおかげで、いまがあることを。

いつまで続くかわかりませんが、これからも「渋谷とっておき!!」を
よろしくお願いいたします。


誤った方向に行こうとしたら、叱ってやってください。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060930


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理不尽メニュー。 2006年
9月 23日(土)




新宿区内のある居酒屋の前を通りすぎようとしていました。


雑居ビルの一階に入居する、何の変哲もない
小さな居酒屋です。








ところが、そこには…。











なぜ居酒屋の正面の窓に「ポルシェ」なのか。



しかも、メニューを書く用紙に…。




世の中にはまだまだ、理不尽なことが多いようです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060923


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馬フランク。 2006年
9月 18日(月)




中央自動車道・駒ヶ岳サービスエリアで見つけました。




「馬フランク」だそうです。




中央に写っている濃い色のものがそれ。

馬肉100%だそうです。


さっそく食べてみましたが、馬肉特有の濃厚な味と
ちょっと硬めの歯ごたえが印象的なソーセージでした。






上の写真は、初めて見る馬フランクに興味津々の赤ちゃんのようすです。(おまけ)


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060918


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コラーゲンの刺身。 2006年
9月 17日(日)



東急東横店の鮮魚売り場で見つけました。






なんと、コラーゲンの刺身
なんだそうです。



いったいどんなものなのか。

確かめるべく、買ってしまいました。



味はほとんどなし。

コニコニ、っとした弾力のある食感は、
まるで東急ハンズに売っているシリコンゴムのようです。



見ると、原材料はマグロの皮とのこと。
「煮こごり」の一種でしょうか。


しかし、そうまでしてコラーゲンを摂取したいのでしょうかねぇ…。


そのうち、DHAの刺身なんていうのも出てくるのでしょうか。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060917


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やっぱり特別? 2006年
9月 15日(金)



ご成婚パレード並みの気違い騒ぎが繰り広げられた、
きょうの悠仁親王の退院。


その映像や写真を見ていて、気になったことがあります。


まずはこの写真をごらんください。


マスコミがこれをチャイルドシート(ベビーシート)だと報道していましたが、
これって本当にチャイルドシートでしょうか?



たしかに、こういう形のチャイルドシートは存在します。

たとえばこれ


しかし、だとしたらこうしたタイプのものは、
3点式シートベルトで固定するのが条件です。



もう一度写真を見てください。



どう見ても、固定されていないように見えるのですが…。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060915a


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これを食えというのか。 2006年
9月 15日(金)



あるファミリーレストランのお子様メニューです。





よく見ると、すごいことが書いてありました。




60歳以上の人も、お子様メニューを注文できるんだそうです。



しかし。




こんなメニューとか、



こんなメニューとか、



こんなメニューを、

60歳以上の人々が喜んで注文すると、本気で思っているのでしょうか。



いったいなにを考えているんでしょうね、このファミレスは。



ねぇ。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060915


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皇位奪回? 2006年
9月 6日(水)



さながら、起死回生の逆転満塁ホームラン、といったところでしょうか。


秋篠宮にとっては。


というのも、きょう生まれた子が男だったことで
彼が将来、天皇になれることがほぼ確定したからです。


逆に、もしこれが女の子だったら、
彼が天皇になる道は完全に閉ざされるところでした。

というのも、皇室典範が改正されて女性天皇への道が開かれれば、
現在の皇太子の娘・愛子が皇位継承権の第2位となり、秋篠宮は第3位に“降格”。

常識的に考えれば、愛子より40歳近く年上の秋篠宮が
“次の次の天皇”になる可能性はなくなってしまうところでした。


ところが今回、男が生まれたことで状況は一変。


当分は男系の血統が絶える心配がなくなったため、皇室典範を
改正する必要がなくなってしまったからです。

乱暴に言えば、これまでの
“天皇家を断絶させないためには女性天皇でもいい”という論議は雲散霧消。

秋篠宮は現在の皇位継承権第2位のままでいることになり、
現在の天皇が崩御すれば自動的に「皇太子」(皇太弟ともいう)の称号を
得ることになります。





しかし、これまでの皇室典範改正論議は、
「なぜいま改正しなければならないのか」がまったくわからない不思議なものでした。



というのも、現在の皇位継承を男系に限る皇室典範を維持したとしても、
常識的に見て天皇家断絶の危機は40年後。

本当ならばそのときに天皇家の存否を含めて考えても全然遅くなかったはずです。



なぜいま改正し、女系天皇への道を開かなければならなかったのか。


それはまるで、“秋篠宮を天皇にさせないため”のようにさえ見えました。


もっとうがった見方をすれば “家”の問題として、
天皇家に残したいのは雅子の血統であって紀子の血統ではない、という考えが
根底にあるのではないかとさえ思えました。



ともあれ今回、秋篠宮に男子が誕生したことで、
彼が天皇になることを妨げるものはなくなりました。


秋篠宮は、子どもを作ることで自分の将来を切り開いた、とも言えるでしょう。


ただ、現在の皇太子と秋篠宮の年齢差はわずか5歳。
兄が長生きしてしまっては自分の天皇在位が限りなく短くなってしまうという運命にあります。


皇位継承をめぐっては、わが国全体を巻き込んだ内乱状態になった歴史もあります。
そこまでのことはないでしょうが、今後、御家騒動にはくれぐれもなってほしくないものです。





ところで。

今回の秋篠宮妃の出産は、39歳という高齢出産でした。

今年末に予定されているジャガー横田の45歳での超高齢出産と相まって、
世間に高齢出産ブームを巻き起こし、日本を少子化から救ってくれることに
なるのでしょうか。


                                         (敬称略)


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060906


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“思い出”が消えていく。 2006年
9月 4日(月)




ベータマックス方式VTRが消えるとき、あれだけ騒いだマスメディアも、
今回はまるで知らん顔。

次から次へと出てくる新規格に、もう感覚がマヒしてしまったのでしょうか。


これが消えたときの影響は、
ベータマックスなんかの比ではないほど大きいにも関わらず、です。


なにしろ、莫大な量の“思い出”が消えようとしているのですから。








消えようとしているのは、これ。





8ミリビデオです。

「パスポートサイズ」で一世を風靡したソニーのCCD-TR55をはじめ、
シャープの「液晶ビューカム」など、広く普及し、ひとつの時代を築いたVTRの規格。


しかし、いまやソニーを除くすべてのメーカーが撤退。
ソニーもわずか一機種を生産するだけになりました。

もう、いつ消えてもおかしくない状況まで来てしまっています。





VTRの規格が消えてしまうことは、ビデオテープに残された映像が
再生できなくなることを意味します。





子どもの成長記録、家族の肖像、大切な旅の記録…。


8ミリビデオが消えることによって、
もしかしたらあなたの大切な思い出がすべて、
永遠に見られなくなってしまうかもしれないのです。


あなたの家の8ミリビデオ、いまどこに眠っていますか?
ちゃんと動きますか?


あなたの大切な思い出は、大丈夫ですか?



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060904


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知名度はまだまだ? 2006年
9月 3日(日)



下の写真は、8月17日に高田馬場で撮ったものです。



見慣れない看板がお目見えしていました。

白地に黒文字で「SoftBank」

これは、携帯電話の販売店の看板です。
これまでボーダフォンのお店だったのを、早くも模様替えしたようです。


この10月、ボーダフォン日本法人はソフトバンクによる買収の結果、
「ソフトバンクモバイル」と名前を変え、新たな道を歩みます。

番号継続制(ナンバー・ポータビリティ)で一層激しくなる
携帯電話会社間の競争に生き残るため、ソフトバンクのブランドを
正面に打ち出そうというのでしょう。


ところが。


下の写真は、同じ店を9月1日に撮ったものです。




「SoftBank」の看板の下に、新たに「vodafone」の横断幕が。


やはり、看板がいきなり「SoftBank」では、
一般の人々には何の店かわからなくなってしまい、
売り上げに影響が出たのでしょうか。


あわてて「ここはボーダフォンのお店だよ」と表示せざるを得なかったのでしょう。


看板は替えても、「ソフトバンクモバイル」の知名度はまだまだ。

10月からどう戦っていくのか、ちょっと心配です。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060903


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被害者であることに。 2006年
9月 2日(土)



誰が、という話ではないのですが。


最近、“被害者であることに酔っている” のではないかと
思える人々の存在が気になっています。


とくに、子どもを亡くした親。

報道機関に対し、思い入れたっぷりのコメントを発表したり、
亡き子どもへの想いをこれでもかとつづった手記を出版したり。

これまでと表面的には同じような行動でも、あきらかにレベルの違う
「自意識過剰」ともいうべき行動の人々が増えているような気がします。

先日は、複数の子どもを亡くしたにも関わらず
笑顔でインタビューに答えている親がいるのにも仰天しました。


彼らは、犯罪被害者としてメディアに取り上げられているうちに、
「かわいそうな自分」にひたってしまっているのでしょうか。


たしかに、理不尽な理由で突然子どもを亡くした親として、
ぽっかりと空いた心の隙間を埋めるために何かをしたい、
何かをしていないとどうかなってしまいそうだ、という心境は
じゅうぶんに理解できるのですが。


しかしそれは、“外”に向かって行われることなのでしょうか。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060902


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店はいずこに。 2006年
8月 17日(木)



道玄坂上交番の脇から、東急本店に下っていく細い道路のことを
「ランブリングストリート」と呼ぶとは知りませんでした。

その通りのいちばん東急本店側に、枯れた蔦に覆われた
古い古い建物があります。




ここはかつて、「サモワール」というロシア料理店があった場所。

なかなかいい雰囲気の、“嗅覚”をくすぐる店で、
前を通りすぎるたびに「こんど行かなきゃ」と思っていたら、
今年(2006年) 1月に、閉店になってしまいました。

残念。


その後、登場したのがこれ。



店の前面がオレンジ色のシートで覆われ、
「FOR SALE」と土地・建物が売りに出ていることを知らせています。



このシート、お人形さんがぶら下がっていて、
ちょっと微笑ましい感じでした。



ところが先日。



前を通りかかると、オレンジ色のシートが
なくなってしまい、青い蔦がまた生い茂っています。




無事、売れたのでしょうか。
それとも何らかの事情でシートを外しただけなのでしょうか。


しかしそれよりも、「サモワール」はどこに行ったのか気になります。

話によると、半年後をメドに新たな場所で再開、ということなのですが。

どなたか、ご存じの方がいらっしゃいましたら情報をお寄せください。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060817


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送電線マニア。 2006年
8月 15日(火)



きのうの大停電に関連して、つらつらとネットを眺めていたら
こんなサイトを見つけました。


「送電鉄塔見聞録」
http://transm.web.infoseek.co.jp/soudenngz00.html



個人がまったくの趣味で、送電線のことを調べ、
おびただしい数の鉄塔の写真をただひたすら掲載しているページです。

この、“どこが面白いんだかわからないけどすごい”情報量と熱意に
圧倒されました。

また、冒頭の
“このサイトには強い電気が来ていますので
 「呆れ」を克服する勇気を蓄え、
 一呼吸オイテからご覧下さいませ。”

という筆者のコメントにも笑わせていただきました。



(この写真の撮影は筆者)


こんな感動は以前、
「アルミニウムマニア」というサイトを発見して以来のもの。
http://www.ne.jp/asahi/aluminium/mania/al_mania_homepage_new.htm


世の中にはほんと、いろんな趣味のひとがいるものです。
だからこそ世の中はまわっていくのかもしれませんが。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060815


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博物館にないもの。 2006年
8月 14日(月)



上野にある、東京国立博物館に行きました。




伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)という
江戸時代の画家の作品が見たかったからです。

お目当てはこの絵。「鳥獣花木図屏風」。

(著作権消滅)

想像上のものを含め、たくさんの動物が描かれた屏風絵で、
そのユーモラスな表現は現代のマンガに通じるのではないかと思われるほど。

しかも、細かい方眼のひとつひとつに着色して、モザイク状に描くという特殊な表現で、
まるでタイル絵のようです。

けっこうな人出だったのですが、私はこの一点の前に陣取って
ずっと隅から隅まで眺めてきました。


今回の展覧会は、アメリカのプライス夫妻のコレクションのいわば里帰り展。
よくぞここまで集めた、というほど江戸時代の素晴らしい絵画、
ユーモラスな絵画がたくさんありました。

(著作権消滅)



しかし見方を変えると、こうした日本の貴重な絵が
海外に大量にあるというのは、やはり敗戦国の悲しさなんでしょうね。




その、東京国立博物館の前で、こんな立て札を見つけました。





「恐竜の化石や模型はありません。」



よっぽど間違える人が多いのでしょう。


笑ってしまいました。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060814


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日本橋に空を? 2006年
8月 13日(日)



最近、都市景観の論議が盛んです。

調和の取れた都市の景観を形作り、それを守っていくために
行政がどのようなことをしていけばいいのか、ということに
ようやく気づき始めたのです。

たとえば国会議事堂・迎賓館・神宮外苑の絵画館については
その背後の高層建築に対して、東京都によって高さ規制が
かけられることになりました。
正面から見た、建物の景観を守るためです。


こうした都市景観保護の動きのなかでも、いまいちばんホットなのは、
日本橋の上を通る首都高を撤去しようという話でしょう。




江戸時代の主要街道の起点であり、いまも国道1号や4号などの起点である
日本橋に空を取り戻し、かつての景観を再生しようというのです。




高速道路を地下化し、日本橋がかかる川(日本橋川)の両岸には
歴史的な雰囲気を想起させる街並みが作られることになるとのこと。

すでにコンペが行われ、だいたいの方向性は決まったようです。
http://www.hido.or.jp/nihonbashi/jsp/PDF/110100.pdf



しかし。





この光景から首都高が消えたからって、
いったい何が変わるというのでしょうか…。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060813


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教育亡国。 2006年
8月 2日(水)



大胆な見出しを見て、びっくりしました。
まあ、日本の話かと勘違いした部分もあったのですが。


【社説】邪教集団に変質してしまった全教組


やはり、私の懸念(↓)は当たっているのでしょうか…。


「存在しない国」



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060802


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天皇を利用するな。 2006年
8月 1日(火)



日本は、立憲君主制の国家である。


こう話すと、顔をしかめる人ってけっこういます。

しかし、“立憲君主制というのはイギリスと同じで…”と説明すると
ほとんどの人が、ああそうか、と納得してくれるのも事実です。

中学の公民、高校の政治経済で習ったはずなのですが、
ほとんどの人はこの言葉の中身を忘れてしまっているようです。


立憲君主制とは、国王などの元首を戴きながらも
その権限は憲法によって制限され、民主的に運営される国家制度のこと。


日本で言えば、天皇は日本国憲法で「国民の象徴」と規定され、
国政に対してほとんどすべての権限を持たない存在。

いってみれば、天皇が政治に口を出すことは
現在の日本では許されないことなのです。



その点を、昭和天皇自身はきちんとわきまえていました。

相撲好きで知られた昭和天皇は、好きな力士を聞かれても答えませんでした。
“えこひいき”と取られると、当の力士に迷惑がかかると思ったのでしょう。
ましてや政治に対する発言は一切しませんでした。
立憲君主制における天皇の役割を、もっとも理解していたのかもしれません。


その天皇が、いわゆるA級戦犯に対してどのような思いを持っていたのか---。


元宮内庁長官・故富田朝彦氏の残したメモや日記を発掘した
日本経済新聞の今回のスクープは、これまでうかがい知ることができなかった
昭和天皇の胸の内を知ることができたという点で大きな功績がありました。


しかし、このメモを引用して
“昭和天皇のお気持ちがこうだったから、小泉首相も靖国参拝もやめるべき”
などという論理を振りかざす連中は、いかがなものでしょうか。


つまり、簡単に言うとこの連中は、
「天皇がこう思ったのだから、お前もそれに従え」と言っているのです。


それはまさに、「天皇の政治利用」にほかなりません。


小泉首相の靖国参拝が善か悪か、適切か不適切かを論ずる以前に、
政治の場に天皇を持ち出すことは立憲君主制、象徴天皇制を否定する行為。

戦前、“天皇親政”を旗印にクーデターを起こして文民の政治家を殺害し、
戦争への道を突っ走った戦前の軍部と同じ発想としか思えません。

それがたとえ無意識であっても。


この天皇の政治利用の危うさに、メディアさえも気づかないようでは
日本はけっこう危ないのかもしれません。



                                          (敬称略)

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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060801


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すでに勝負はついた。 2006年
7月 29日(土)




去年(2005年) 1月、ここに「規格争いのジンクス」という話を書きました。


“カートリッジに入っているメディアは規格争いに敗れる”という
ジンクスがあることを、数々の実例から明らかにした上で、
次世代DVDの規格のひとつ、ブルーレイディスクがカートリッジ式であることを
書きました。

まあ、暗に“このままカートリッジ式だったら負けちゃうよ”
言いたかったのですが。


この話を、ソニーをはじめとするブルーレイディスク陣営の人々が
読んだわけではないでしょうが、その後、ブルーレイディスクは
カートリッジ式を捨ててベアディスク(裸のままのディスク)に転換しました。

最大の弱点であった記録面の保護層の薄さを特殊コーティングで強化し、
カートリッジを不要にしたのでしょう。

これで、ディスクそのものの取り扱いの面では両陣営、互角になりました。


そして今年、次世代DVDの規格争いはいよいよ決戦のときを迎えています。


27日、次世代DVDのひとつ、HD DVDの録再機が発売。

東芝の担当常務が“負けたら土下座する”とまで言ったHD DVDの、
社運を賭けた製品です。




39万8,000円。

…なんでこんな値段で。

いくらハイビジョンとは言え、単にテレビ番組を録再するだけの機械に
40万円も払うなんて、20年前ならいざしらず、といった感じでしょう。


じゃあブルーレイディスクはいくらか。

メディアはほとんど取り上げていませんが、実はブルーレイディスクに
録再できる機能を持つ製品はすでに発売されています。


それは、ソニーのブルーレイディスクドライブを搭載したパソコン




こちらはブルーレイディスクの録画・再生のほかに、
ハイビジョン映像の編集も可能。
もちろん地上波デジタルチューナーも内蔵しています。

モニター付きのデスクトップモデルで実売37万円
同様の機能を持つノートタイプなら安い店だと32万円で売られています。


たしかに単体の録再機とパソコンは用途が違うでしょう。
しかしこの価格差を前に、東芝のHD DVDを買える人がいるとは思えません。


次の焦点は、ブルーレイディスク陣営が単体の録再機を
いくらで出してくるかですが、もう勝敗は決したといっていいでしょう。


地上波デジタル放送が普及し、ハイビジョンに接するのが
当たり前になったいま、ハイビジョンを録画再生できるメディアの普及が
これ以上遅れることはもう許されない気がします。


“VHS対ベータ”の経験からも、不毛な規格争いはもうごめん。
早期の決着は歓迎するところです。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060729


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新たな候補が。 2006年
7月 25日(火)



信頼できる筋からの情報によると、一両日中に
鳩山邦夫氏が自民党総裁選への立候補を表明するとのこと。


鳩山邦夫氏については、これまでどのメディアも
出馬の意向があるとは伝えて来ませんでした。


しかし、鳩山氏自身の言葉によると「60票は確実」とのこと。


福田康夫氏の不出馬表明によって安倍晋三氏が独走態勢を固め
対抗馬不在・無風とまで言われるようになってしまったなか、
鳩山邦夫氏の出馬がどのような影響を及ぼすか、楽しみではあります。


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060725


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譲るために。 2006年
7月 24日(月)



どうしてこうもプライドのない連中が多いのでしょうか。




優先席に平気な顔で座っている人間。

脚を広げ、横に座らせまいとする人間。

降りる人を押しのけて座席にダッシュする人間。



こういう行動って、社会的に恵まれていないとか、
自分の家庭に居場所がないといったことの裏返し・反動として
現れてしまうのでしょうか。



以前は意地でも座らなかった私ですが、ここ数年
電車に乗ったらできるだけ座るようにしています。


お年寄りや妊婦、身体が不自由なひとが乗ってきたら譲れるように。


ほかの誰も譲らないから。


譲るために座る。


これっておかしいですか?


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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060724


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欽ちゃんは卑怯だ。 2006年
7月 19日(水)



欽ちゃんこと萩本欽一さんが「茨城ゴールデンゴールズ」を解散するといいます。


メンバーのひとりである芸能人の暴行事件がきっかけということですが、
卑怯、ではないでしょうか。


そもそも、この球団は何のために作ったのかわからない球団です。

何が目的で、どういう風にカネを工面しようとしているのかわからない。
単に、近鉄騒動に便乗した売名行為では、といううがった見方さえありました。


しかし、この球団に集まった若者たちは真剣でした。

彼らのなかには、プロを目指してやってきた者もいます。
元プロで、再起をかけて頑張っている者もいます。

何のために作ったのかわからない球団であっても、いくら資金繰りが苦しくても、
一所懸命汗を流し、夢を追いかける若者がいるのならば、
彼らの夢を一瞬にして断ち切る権利など、欽ちゃんにはないはず。


欽ちゃんがこの事件を“潮時”と考えたとしたならば…。

あまりにも無責任です。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060719


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放射線と放射能。 2006年
7月 9日(日)




日本語は不思議です。


同じものを指すふたつの言葉を、目的によって使い分けるのですから。


たとえば、放射線放射能


本来の学術的な言葉としては 放射能“放射線を出す能力”であり、
放射線はその出された電磁波や粒子線のことを指すのですが、
マスメディアや一般の人々がこのふたつの言葉を使う場合、
指すものはまったく同じもの。

放射能放射線も、光より波長が短いX線などの電磁波や
中性子線などの粒子線を指す場合に使われる言葉です。


では、放射能放射線のふたつの言葉は、
日常生活においてどのように使い分けられているのでしょうか。


実は、大雑把に言うと人間の役に立つ場合に放射線
人に被害を及ぼす場合には放射能と使い分けています。

つまり、広島の原爆が人々に浴びせたのは放射能

レントゲンの撮影で浴びるのは放射線なのです。

この使い分けは、テレビ・新聞・雑誌、ほとんどすべてのメディアで一緒。
日本社会全体の暗黙の了解として、誰も疑問を持たないくらいに
自然に使い分けられている言葉の最たるものです。


ほかにも、同じような例があります。


ロケットミサイル


言うまでもなく、これもまた指すものは同じ。

軍事利用がミサイルで、平和利用がロケットという
暗黙の使い分けがここにもあるのです。


先日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。


日本には、H2Aというロケットがあります。

H2Aのほうが、はるかに優れた性能を持っています。



軍事目的か平和利用か。

その違いは、それを兵器として実際に使おうと思うか
どうかだけでしかありません。



日本はどうするのか。
常に、その意志が問われているのです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060709a


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おいしいボランティア。 2006年
7月 9日(日)



一時、青年海外協力隊になろうかと真剣に考えたことがありました。


青年海外協力隊とは、外務省所轄の独立行政法人・
JICA(ジャイカ・国際協力機構)によって発展途上国に派遣され、
その国の発展のために働く日本人ボランティアの人々のこと。

7年ほど前、ちょうどラオスという国に惚れ込んでいたころ、
ラオスで私にもできる仕事内容の募集があったのです。

あの自然があふれる素敵な国で、素朴な人々と働けたら…。



しかし、青年海外協力隊の派遣期間は原則2年。
さすがに会社は休職扱いにはしてくれそうになく、断念しましたが。


ところが、最近になってこの青年海外協力隊に「短期派遣制度」
いうものができたようです。

期間は1か月から6か月。

これならなんとか行けるかも…。
そう思わせる微妙な期間です。

その短期派遣制度の募集をJICAのホームページで眺めていて、
こんな募集を見つけました。

【音楽(クラリネット)】
ホンジュラス
要請番号: 34906105 派遣時期・期間:平成18年9月から1ヶ月
活動内容 同時期派遣の短期ボランティア12名の1人として、シニア
海外ボランティア(音楽)が活動する国立吹奏楽団員等に
対し、演奏技術のレベルアップに協力する。
合同演奏会や地方の文化交流活動等にも参加。他の
短期ボランティア最低6名未確保の場合は派遣なし
資格条件 演奏経験10年




なんと、楽器を吹くボランティアです。


このほか、トランペット・トロンボーン・ユーフォニアム・チューバ・
サックス・フルート・打楽器とブラスバンドの編成のほとんどを同時に募集。


条件は演奏経験10年ですから、アマチュアでOK。


しかも期間はたったの1か月。


こんなおいしいボランティアがあるなんて…。


高校卒業後も楽器を続けていればよかった…、と
真剣に後悔してしまいました。


この文章へのリンク
http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060709


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隠されたメッセージ。 2006年
7月 8日(土)



部屋を掃除していたら、こんなものが出てきました。



「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビデオです。

フィルムが破られていないので、まったくの新品。
保存版として買っておいたのをずっとしまったままにしていました。


ところで。

この映画には、表面的な娯楽性とは別に、
強烈なメッセージが込められていたことをご存じでしょうか。


それは、登場するモノに如実に現れています。

主人公マーティ(マイケル・J・フォックス)がしていた腕時計はカシオ
撮影していたビデオカメラはビクター(JVC)。
そして憧れるクルマはダットサン(日産)のピックアップトラック。


当時、平均的なアメリカ人の憧れの的は、日本製品でした。

そして、この映画が作られた1985年当時、
アメリカは経済停滞のまっただなかでした。


押し寄せる日本車によって自動車の都・デトロイトではレイオフが相次ぎ、
GE、ゼニスなどのテレビメーカーは日本製品の前に瀕死の状態。
日本製半導体も米国市場を席巻していました。

日本経済の台頭は目ざましく、
日米の間には激しい貿易摩擦が起こっていました。

1984年には日本は世界最大の債権国となり、
同じ年にアメリカは債務国に転落してしまいます。

一方、日本では「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などの本が出版され、
いつかアメリカを抜いて世界一の経済大国になると、誰もが信じていた時代です。


そういえば、「ロッキー4」でソビエトを倒したシルベスター・スタローンが
次作では日本人ボクサーと対決、タイトルは「ロッキー5 炎の貿易摩擦」
なる、というジョークもささやかれていました。



そんな時代に作られたこの映画で、タイムマシンになったのはデロリアン。
1981年に登場した米国のスポーティーカーです。

そしてタイムトリップの行き先は1955年。
第二次世界大戦後、アメリカが世界一の大国となり、
国民がいちばん豊かさを謳歌していた時代です。

その時代に、停滞する時代(1985年)の少年が行き、
古き良きアメリカを体験し、未来を明るいものに変えて帰ってくるのです。


監督のゼメキスや製作総指揮のスピルバーグが
この映画を通じて言いたかったメッセージ、それは

「アメリカ国民よ、自信を取り戻せ。」

だったのでしょう。


そう考えると、真珠湾攻撃の直後のハリウッドでのドタバタを描いた
まったく意味不明の映画 「1941」(1979年製作)の謎が解けます。

なにしろこの映画、スピルバーグが監督、ゼメキスが脚本だったのですから。

日本の文化に憧れていたスピルバーグ。
しかし彼は同時に、その経済的な台頭に強い危機感を抱いていました。

その危機感が超駄作「1941」となり、
ヒット作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」となったのです。



                   ☆

この映画からもう20年が過ぎてしまいました。
アメリカはITで復活し、日本はバブル経済崩壊で長い停滞を経験しました。
主演のマイケル・J・フォックスはパーキンソン病と闘っています。

時代は大きく変わってしまいました。

                   ☆

先日、この「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に込められたメッセージの話を
東京大学の4年生に話す機会がありました。

彼は、メガバンク2行を含む大手金融機関4行の内定を取り、
大手投資銀行に行くことを決めた優秀な学生です。
その銀行に決めたのは、“M&Aによって日本企業を強くしたいから”だそうです。

その彼が、私の話を非常に面白がって聞いてくれました。

「僕もバック・トゥ・ザ・フューチャーは好きでしたけど、
 まさかそんなメッセージが隠されているとは知りませんでした。
 すぐに見直したいと思います。」


でもそのあとで彼は、意外なひとことを漏らします。


「でも、私たちにはそんな時代があったことすら信じられないんですよ。
 日本がアメリカを脅かし、世界一になれると信じた時代があったなんて。
 僕たちは、物心ついてからずっと“負けている日本”しか知らないわけですから。」


正直、ショックでした。

バブル崩壊で苦しんだとはいえ、いまだに日本は世界第二位の経済大国。
我々の生活はその豊かさを享受し、あふれんばかりのモノに囲まれています。

この事実を、彼らが実感できないのはなぜなのだろう、と。


実態の追いつかない中国経済脅威論。
根拠に乏しい人口減少による社会保障の破綻説。
小泉改革がもたらしたとされる格差社会の幻影。


負の面ばかりを強調して不安を煽るマスコミに、
その原因の大部分があるような気がしてしょうがありません。



いま我々に必要なのは、このメッセージではないでしょうか。


「日本国民よ、自信を取り戻せ。」と。




この文章へのリンク
http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2006sm.htm#20060708


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