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斎藤佑樹の時代。 2010年
11月18日(木)






そのとき、斎藤佑樹は泣いていました。




明治神宮野球大会で早稲田が初優勝した、その瞬間。



これで、“斎藤佑樹のアマ時代”と、
早稲田大学野球部のひとつの時代が終わりました。




きのうは、午前で仕事が終わり釈放となったため、
その足で明治神宮へ。



午前が高校の部決勝の鹿児島実業対日大三高、
そして大学の部決勝の早稲田対東海大。


平日だというのに、神宮球場はかなりの客で埋まっていました。


(巨大パノラマ写真はここ




一塁側の内野席は完全な満員。

途中から外野席まで解放していましたが、
明治神宮大会としてはたぶん相当異例のことです。



このなかには、仕事をさぼってきたのも多数いることでしょう。


試合の流れが早稲田側に傾いたのは6回。

それまで東海大の菅野の好投の前に
5回までノーヒットに抑えられていた早稲田は、
山田の2点タイムリーヒットで逆転します。

ここで7回からは先発福井に代わって大石。



大石は福大大濠高校出身。

出身が私の故郷の隣町、大濠高校は私も受験した
ことがあるので、つい親近感を覚えてしまいます。



大石は、2回で5三振を奪う快投。


このまま大石で、と思われた9回。


斎藤佑樹が出てきました。



大石が絶好調に見えただけに、正直、なぜここで斎藤が?
という疑問がわきあがります。


しかし観客の期待、マスメディアの期待に応えるために
あえて應武監督は斎藤を送り出したのでしょう。




斎藤の登場に、最前列に陣取ったおばさんたちも狂喜乱舞。




しかし斎藤、投球練習では暴投続きでスタンドは騒然となります。

もしかしたら…の不安でいっぱいに。




しかし、打者が立ってから斎藤は好投を見せ、2連続三振。



最後はサードゴロに打ち取って試合終了。




いわゆるドラフト1位指名の3人による黄金リレーで、
早稲田が明治神宮大会も制覇。


しかし早稲田が、この大会で初優勝というのは意外でした。




應武監督にねぎらいの声をかけられ、
張りつめた糸が切れたのでしょうか。



応援席の前で深々と頭を下げた斎藤が
目頭を押さえます。




早稲田での4年間が脳裏を駆け巡ったのでしょう。
感極まった表情で両手を突き上げます。




甲子園で優勝して以来、ずっと注目を浴び続けてきた斎藤佑樹。

注目されるがゆえに苦しんだ4年間でもあったはずです。


繰り返しになりますが、これで
斎藤佑樹のアマチュア時代が終わりました。

そして同時に、早稲田大学野球部のひとつの時代が終わりました。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101118


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そして中国は沈黙した。 2010年
11月17日(水)



中国漁船(不審船)衝突映像流出事件。

この前代未聞の珍事は、“犯人”の海上保安官の全面勝利で
幕を閉じました。




しかしここで忘れてならないのは、この映像の流出後
中国政府がぴたっと静かになったこと。


流出直後に「関心の表明と憂慮の意」というやや意味不明の、
しかしニュートラルなメッセージを日本側に伝えたあとは、
それまでの「謝罪と賠償を求める」などといった居丈高な要求を
一切して来なくなりました。

つまり、中国側も映像を見て、漁船(不審船)側に非があった
ことを認めたということ。


このことからも、やはりあの映像は公開すべきであり、それこそが
日本の国益を守る唯一にして最高の手段だったことが
証明されたのです。

民主党菅内閣、とくに仙石官房長官が中国に屈する形で行った
映像の非公開は、国益を損なう大きな過ちであり、海上保安官が
行った“流出”は、やはり正義だったのです。


今回、“彼”を逮捕できなかったことについて、政権の首脳からは
“このまま任意で捜査は続ける”“いずれ書類送検する”なんて
コメントが流されていますが、それはしょせん負け犬の遠吠え。

いずれ“彼”には海上保安庁内部で、停職1か月くらいの
処分が出ることになるでしょうから、それを受けて
“すでに社会的制裁は受けた”という形で嫌疑不十分ないしは
起訴猶予(不起訴)という形で幕引きがなされるはずです。


法は破ったかもしれない、公務員としては失格かもしれない。

しかし日本国民のひとりとして、もっと大きな正義のために
彼は身を賭したのです。
“彼”にそこまでの覚悟が本当にあったかどうかは別にしても。


とにかく、今回は市民感覚の正義が、政治の独善を打破した
という事実を、私たちは忘れてはならないのです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101117


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あなたはもう捨てている。 2010年
11月16日(火)



朝、地下鉄の車内での光景です。




派手なアイマスクで安眠中。






しかしあなた、車内での睡眠時間と引き換えに
大切なものを捨ててませんか?



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101116


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料理人を助ける仕組み。 2010年
11月13日(土)





閉店までもうすこしとなってしまいました。





この、おいしいたこ焼きともう会えなくなるかと思うと
かなり残念です。





高田馬場の絶品たこ焼きの店「千成屋」。

あす(11月14日(日))で店じまいしてしまうというのです。


大きな地図で表示


閉店はまさに青天の霹靂。



おじいちゃんに、なんで閉めるの?と聞いたら

「商売がもうあかんようになってしもうて。
 わしはクビや。代わりにようけやるのが来るそうやけど
 わしはもう何もせん。」

このおじいちゃん、雇われ料理人だったんだ…。

関西で日本料理の板前をやっていたというこのおじいちゃん、
これをきっかけに引退するとのこと。すごくもったいない気がします。




以前から私が考えているのは、こうした腕のある料理人を
助けるためのNPO法人か株式会社が設立できないかということ。

「渋谷とっておき!!」をやっていてずっと思っているのは、せっかく
おいしいものを作れる腕があるのに、資金的な問題から店舗に
投資できないために、注目もされず、客も入らず、ちゃんとした
評価もされないまま埋もれている店のなんと多いことか、ということ。

まずはこうした
“腕はあるのに正当な評価を受けていない料理人の店”
発掘し、インターネットなどを使って盛り立て、次の段階として
資金的な面で援助していくことができないかと。

たとえば、街づくりをリードする企業(デベロッパーなど)と提携して
そうした店を街に誘致し、“この街にしかないおいしい店”として
売り出すことができれば、街の活性化にもなります。
そうした“橋渡し”をできないかと思うのです。


現在も日本橋やたまプラーザなど次々と商業施設がオープンして
いますが、飲食店はすべてチェーン店ばかり。ちょっと目新しい
店があったかと思うと、チェーン店が別の分野に進出した新業態
だったりというありさまです。


腕のいい料理人が作る、おいしい料理の小さな店が、もっと
元気になれるような仕組みがほしいものです。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101113


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いまこそ正義を。 2010年
11月11日(木)




“彼”の行為は、はたして領海侵犯よりも重い罪でしょうか。

船をわざと巡視艇に衝突させ、破損させたことよりも。


任意の事情聴取が始まってから36時間がたとうというのに、
司法当局はまだ“映像流出”の海上保安官を逮捕できないまま。

みずから“犯行”を自白し、ネットカフェの防犯カメラにもその姿が
映っていて、自宅を捜索までしたというのに、それでも逮捕できない
というのならば、それはもう異常事態です。


なぜか。

逮捕したあとの世論の動向を、司法当局や菅政権・民主党が
恐れているからなのでしょう。


なぜ、海上保安官は逮捕・起訴されなければならないのか。
中国人船長は起訴されないまま釈放されたというのに。

映像は海上保安庁の正しさを証明し、日本の国益を守るもの。
にもかかわらず中国の圧力に屈した菅内閣はこれを“封印”した。

そもそも民主党菅内閣がはじめから映像を公開しておけば、
“彼”は自らの職を賭してこんなことをする必要はなかったはず。

つまり菅内閣が映像を公開しなかったことが、作らなくてもいい
「犯罪者」を作り出してしまったのではないか。



こうした思いが、いま国民の間に渦巻いています。
ひとつ誤れば、菅内閣はおろか民主党そのものが吹っ飛ぶほどの
マグマがたまっています。


「罪を犯したとは思っていない」。

“彼”の言葉にうなずく国民は、少なくないはずです。


もしかしたら、このまま逮捕もできないかもしれません。
逮捕したとしても、嫌疑不十分または起訴猶予という形で
彼が自由の身になる可能性も否定できません。

そうなればまさに、政権の独善に対する市民感覚の勝利と
言えるでしょう。


今回の映像流出事件で、私たちは久しぶりに“義憤”という
言葉を聞きました。

初めて聞いた、という人もいることでしょう。


次に私たちが思い出さなければならないのは“正義”です。


日本人は、長いことこの“正義”という言葉から目をそらしてきました。


いまこそ、正義を思い出すときです。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101111


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沖縄ちゃんぽん、上陸。 2010年
11月11日(木)




いよいよ渋谷に上陸です。




沖縄ちゃんぽん。


最近センター街のど真ん中に開店した「やんばる」
ランチメニューとして提供が始まりました。


この沖縄ちゃんぽん、ちゃんぽんはちゃんぽんでも、
長崎ちゃんぽんとはまったく違います。



なんと野菜炒めの下に、ごはんが。




この異次元感覚がもう、なんともたまりません。




なぜこの料理をちゃんぽんと呼ぶのか。
この疑問が、もう頭ぐるぐるです。


この沖縄ちゃんぽんは、沖縄でも知る人ぞ知る存在。
裏を返すと、知らない人はほんとに知らない存在。


                            (久高島のちゃんぽん)

沖縄に生まれ育って40数年という人が知らないかと思えば、




コンビニで「親しまれる郷土の味」なんて書かれ売られてたりします。



とにかく奇異なるメニュー、沖縄ちゃんぽん。



ぜひ一度、挑戦してみてください。






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みずから名乗り出よ。 2010年
11月08日(月)



犯人探しが始まり、マスメディアもそっちに関心を向けています。

尖閣諸島沖の中国漁船(不審船)衝突事件。


しかし今回究明すべき問題は、“誰が流出させたか”ではなく、
“なぜこの映像が公開できなかったのか”のはずです。





中国船が領海を侵犯して操業し、故意に巡視船にぶつけたのが
明らかであるにも関わらず、なぜ菅政権は中国に屈したのか。

犯人探しは、その重要な問題をすり替えさせ、私たちの目を
真相からそらせることになりかねません。


こうなったら、“流出”させた者はみずから名乗り出るべきでしょう。

名乗り出て、メディアの前で堂々と語るべきです。


もしその者が海上保安庁の者であるならば、
自分たちが命を懸けて日本の領土と領海を守ろうとしたにも関わらず、
愚かな政権が中国の圧力に屈し、理不尽な対応を取ったことへの
無念さを。


もし検察の者であるならば、
ただ法に従い粛々と進めていた取り調べを、愚かな政権による横やりで
中断させられ、容疑者をみすみす“逃亡”させてしまったことへの
忸怩(じくじ)たる思いを。


逮捕されてしまったならば、その志と義憤は密室に閉じ込められ
その声は闇に葬られてしまい我々のもとには届きません。


その前に、自らの声で世の中に政権の不当を問うてほしい。


それが現状を打ち砕く最大の力になるはずです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101108


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作るべきは保育所ではない。 2010年
11月07日(日)




その“差”に気づいたのは私が小学校2年生の時だったでしょうか。


「小学校に来る前はどこに行ってたの?」


大人となってしまったいま、言葉に書き表してみるとどうにも嘘くさい
奇妙な文章になってしまいますが、こんな内容の質問を
同級生にすることがよくありました。もちろん、友達のことをより詳しく
知りたい、という意図から出た素朴な質問としてですが。

すると、幼稚園を出た子と保育所を出た子のあいだに
はっきりとした学力の差があることに気づきました。

もちろん、当時私がそんなことを口にすることはありませんでしたし、
これまでの人生でも公の場ではっきり言うことはありませんでした。


ところが先日、国立教育政策研究所が全国学力テストの結果を受け
発表した「平成22年度 全国学力・学習状況調査 報告書・集計結果」
私の“経験則”と同じ内容を盛り込んでいました。(リンク先PDFファイルの31頁)

それによると、3歳から6歳の間で「幼稚園に通っていた」児童と
「保育所に通っていた」児童、それに「どちらにも通っていなかった」
児童の順で、国語・算数ともに明らかな成績の差があったというのです。

驚いたことには、これが小学校6年生でのテスト結果であること。
「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、幼児期の教育がいかに
その子の可能性を左右するかを初めて明らかにしたと言えるでしょう。


もちろんこれは“傾向”であって、すべてを表すわけではないのですが、
この調査結果は、これからの次世代育成支援の方向性に大きな問題を
投げかけました。


つまり、働く女性のために保育所をただやみくもに増設していくことが
本当に正しいことなのか。


女性が働きやすい環境を作ることと引き換えに、我々は子どもたちの
可能性を狭めているのではないのだろうか。そしてそれは同時に、
日本という国の将来を犠牲にしているのではないのだろうか、と。

言うまでもなく、保育所は保育をする場であり、教育をする場では本来
ありません。もちろん一部には英語などを含めた幼児教育の充実を
謳う民間の保育所はあるものの、近年はむしろ 「見守り保育」の名の
もとに放任主義をとる保育所が増えているのが現実。

こうした保育所での数年間を過ごすことは、親が就労によって子どもと
接する時間が少なくなることと相まって、場合によっては集団生活の
規律やひらがなカタカナや数も知らないまま小学校に入学させてしまう
可能性があることを意味します。

それがはたして、子どもたち自身にとって、そして日本という国家にとって
いいことなのか。


真の意味での次世代育成を支援していくのならば、その解決策は
幼稚園の支援と改革ではないでしょうか。

本来の幼稚園の授業時間の前後に子どもたちを預かる時間帯を設定し、
親の就労時間に合わせて長時間子どもたちを預かる「延長保育」を
大幅に拡充するのです。

そうすれば昼間は充実した幼児教育の機会を与えられますし、朝の早い
時間と夕方以降はしっかりと預かってくれるならば、子どもたちの将来の
可能性を犠牲にすることなく親は安心して働くことができるようになります。

幼稚園はすでに施設が整っていますから、子どもたちを預かることには
なんの支障もありません。むしろ最近の幼稚園は、共働きの増加によって
入園児が減少し、施設に余裕がある園も多くなっていますから、子どもの
面倒をみる(保育する)人員さえ適正に配置できればすぐにでも始められ
ます。人員は民間の保育施設との連携も可能でしょう。

つまり保育園を増設するよりも、幼稚園の延長保育を公立を含め全体に
広げ、大幅に拡充するほうが待機児童は一気に減少させられますし、
なおかつ子どもたちの将来の可能性を狭めることもなくなるのです。

これは制度の問題ではありません。
政治さえ動けば、問題は解決に向けて大きく前進するのです。


いま議論されている、いわゆる「幼保一体化」は制度面の問題が大きく、
実現するにしても数年以上かかってしまうでしょう。

いま、 「幼稚園による預かり保育」というすぐに手を付けられる解決策が
目の前にあるのならば、政治は躊躇することなくそれに着手すべきです。


もちろん今回の調査結果の発表が、いわゆる「幼保一体化」の議論の
中で、幼稚園を所管する文部科学省が、保育所を所管する厚生労働省に
向けて投げた牽制球という意味合いは否定できません。


しかし、我が国の将来を担う子どもたちに十分な幼児教育を受けさせ、
その無限の可能性を保証することは、国家や地方自治体の責任でも
あるはずです。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101107


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衝突は明らかな悪意。 2010年
11月04日(金)



出てくるべくして出てきました、YouTubeに。




尖閣諸島の中国漁船衝突事件のビデオ。



明らかに、海上保安庁が撮影したもので、
衝突してくる瞬間が鮮明に撮影されています。



これを見れば、中国漁船側に悪意があったこと、
進路を変更して故意にぶつけてきたことは
誰にでもわかります。



敵意剥き出しのこの船は、ただの漁船ではなく
工作任務も担っているものとしか思えません。

事実、スプラトリー(南沙)諸島においても、中国が占拠する
きっかけとしたのは漁船によるトラブル。

9月の事件も、いわば常套手段。
トラブルを起こし、尖閣諸島を奪う口実を作りたかったのでしょう。


しかしあらためて驚くのは、事件から3週間以上もたった
9月30日の時点で、菅直人はこのビデオを「見ていない」と国会で
答弁したこと。信じられません。

国の根幹を揺さぶるこの事件の、決定的な証拠映像を見ないまま
中国への対応を指揮していたのだとしたら、一国の首相として
完全な不適格です。

早期にこのビデオを公開していれば、中国はむしろ強硬な態度には
出られず、ここまで日中関係がこじれることはなかったはず。


なぜ、一般の国民にこの映像を見せようとしなかったのか。

菅内閣、とくに仙石官房長官の背後に、大きな“闇”が広がっている
ような気がします。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101104


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盛り上がらない理由。 2010年
11月04日(金)




今年の日本シリーズがまったく盛り上がらない理由、
知ってますか?


中日とロッテの両チームが不人気なのはもちろんですが、
もうひとつ、知られざる大きな理由がありました。


それは、チームの略称。



中ロ

尖閣と北方領土が問題になるなかで、よりによってこの略称は
いただけません。

これら二文字が、私たち日本人の潜在意識のなかに
強い嫌悪感を生み出させているのかもしれません。




…なんちゃって。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101104


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早慶優勝決定戦。 2010年
11月03日(祝)



きのうの午前5時半。
私は神宮球場に並んでいました。



東京六大学野球優勝決定戦。
50年ぶりとなった早稲田と慶応による優勝決定戦を観るためです。

行列は、当日しか発売されない特別指定席を獲るためのもの。

私の場所は、先頭から数えて141番目。

まさか朝5時半の時点でこんなに前がいるとは思いませんでしたが、
前日深夜から紙を地面に貼って場所取りができたようです。
ちょっと悔しい。

予定より1時間繰り上げて、午前9時に発売開始。



チケット売り場の女性に
「バックネット裏なら18列目、一塁側なら12列目がある」と聞いて
迷った結果、一塁側を選択。

しかしこのチケット、プラチナチケットともいえる価値があるにも
かかわらず、3回戦のために印刷していたチケットに
「優勝決定戦」の印が押されただけ、というのがなんともまあ。


さっそく入場してみると、これがすごくいい席でした。



12列目という名の席でしたが、実際には
一塁側早稲田ベンチ上の4列目。観戦には絶好の位置です。

午前5時半に並んだ甲斐がありました。




この席からの眺めをパノラマでどうぞ。



午後1時、試合開始。

神宮球場は観客で埋め尽くされ、外野に立ち見が出るほど。
千葉マリンでの日本シリーズどころではありません。



中二日での登板となった斎藤佑樹。


この日は相変わらずコントロールに難があるものの
慶応打者を沈黙させる快投を見せます。



8回途中までノーヒット。
あわよくばノーヒットノーランか、という期待が球場に満ちてきます。



しかしそれはやはりできすぎというもの。

8回に失策もからんで一挙5点を返され、斎藤、無念の降板。



降板の際の斎藤の表情。
やはりちょっと残念そうです。


しかしこの日の斎藤は打席でも活躍しました。



5回、レフト前に適時打を放ち一打点。



DH制のパ・リーグに行く斎藤の打席は、今後なかなか
見られなくなりますから、いいものを観ました。




結局、試合は9回に早稲田が3点を取って慶応を突き放し、
終わってみれば10対5の快勝。



早稲田の4季ぶりの優勝を、この目で見ることができました。



5時半に並んだ甲斐があったというものです。



優勝インタビュー。
斎藤のインタビューが彼らしかったですね。



 「入学した時から“何か持っている”と言われ続けてきましたけれども、
 きょう、それがはっきりわかりました。それは仲間です。」

1年生のときの「ずっと勝ち続けます」といったちょっぴり傲慢な
物言いは影をひそめ、謙虚でウィットに富んだ言い回しに
好感が持てました。

来春からは日本ハムを応援しようかな、という気になりました。


とにかく優勝おめでとう。
そして、いい試合を見せてくれてありがとう、そのひとことです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101103


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スカイツリーのソラカラちゃん。 2010年
10月28日(木)



東京スカイツリーのマスコットキャラクターが
きょう発表されました。



その名も、ソラカラちゃん






どこかで見たキャラクターだなと思ったら、
「でこぼこフレンズ」(教育テレビ)と同じ作者。

この 丸山もゝ子・鍬本良太郎(m&k)のふたりによる作品には
「ぜんまいざむらい」「Qoo」「ビオレママ」もあります。



最初は、その押し出しの強い顔立ちに抵抗があったのですが、
1時間ほど経つとけっこう愛くるしく見えてくるのが不思議です。


この子のプロフィールはこんな感じ。




サブキャラクターも用意されています。



テッペンペン。



スコブルブル。



ソラカラちゃんがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、
ちょっと楽しみですね。


さて、肝心のスカイツリー本体ですが、27日に497mに到達。
塔体は完成時の高さに届きました。



この写真を撮影したのもちょうど27日。

ふと気になって撮ってみたところ、
ちょうどこの日497mに到達したことを知りました。

道理でこの日、スカイツリーの公式ホームページが
開かなったはずです。




左が10月8日、右が10月27日。

19日間でもこれだけ伸びていました。
現在の高さに脚立を立てて登れば、
まさに高さ500mからの視点となります。

どんな景色が広がっているのでしょうか。


あとはここからゲイン塔と呼ばれるアンテナ部分を
伸ばしていくだけ。


500m超えはもうすぐです。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101028


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コピペの女王。 2010年
10月23日(土)



秋田市の中学三年生の女の子が、ネットに掲載された他人の詩を
“コピペ”してコンテストに応募し、数々の賞を受賞していた事件。


中3少女がネットから盗作、詩の新人賞取り消し(sanspo.com)

昨年度の白秋献詩、最高賞はネットの盗作 受賞者が告白(asahi.com)

中学生の金賞作品、実は盗作 前橋「若い芽のポエム」(asahi.com)


これらの記事、すべてが同一人物についてのものというのが驚きです。

しかも、この子は受賞歴24回。
今回明らかになった分以外にもまだ出てくる可能性もあるとのことです。


しかし、これらの記事を読めば読むほど湧きあがってくる疑問は、
なぜ彼女が受賞できたのかということ。しかもいくつもの賞に次々と。


いくらコピー&ペーストによる“盗作”が簡単だといっても、
作品自体が良くなければ受賞することはないはずです。

それでも次々と受賞したということは、彼女が選んだ作品が
すべて良かったということになります。

彼女はよほど「いい作品」を見抜く眼を持った“目利き”だったと
いうことなのでしょうか。


この疑問を解消するためにまず、盗作されたとされる詩と、
彼女が実際に応募し受賞した詩を比較してみましょう。

 中3少女による“盗作”とされるもの  ネットに掲載されていた“オリジナル”
                (プロ詩投稿城より転載)

題「葡萄」


一粒の葡萄が私の喉を通過してゆく
嗚呼、季節の間の匂いだ
滲んでいく夏と浮かび上がる秋の匂いだ
艶やかな甘酸っぱさに
わたしは秋の切なさを感じた気がした

そしてわたしは透き通る緑に
つるりとした夏を見た気がした


(甘いだけの果実じゃないのです)

そう、

甘いだけの感傷はないのだ

私は葡萄の甘酸っぱさを
壊さぬようにするりと飲み込んだ

葡萄


一粒の葡萄が私の喉を通過してゆく

――嗚呼、初夏の匂いだ

艶やかな甘酸っぱさに

私は既視感を覚えた

――そう、この味はあの時の視線

そして私は透き通る緑色に

くすんだ運命論をみた

(甘いだけの果実はないのです)

そう、

甘いだけの恋はないのです

私は葡萄の甘酸っぱさを

壊さぬように飲み込んだ


         るりこ  作


   (盗作問題を考察するための転載をご理解ください)

 中3少女による“盗作”とされるもの  ネットに掲載されていた“オリジナル”
                (プロ詩投稿城より転載)

帰り道


校舎を出て
道に水たまり
気がつけば雨上がり
空淡く雲速く
西日かげった空との
コントラストが美しい
薄ら虹も浮かんでる
垣根にとまるすずめの声が
それにじゃれる猫の愛らしさが
私の歩みをおそくしていく

ゆったり ゆったり

陽は落ち早く赤く
影が背伸びでついてくる
下校路の家々からは
おいしそうな匂いがする
部活帰りの同級生とすれ違った
あの子の夕飯は何なんだろう

ふと見れば
海に帰る太陽と
薄やみに眠る影とお別れ
かわりに夜空にこんばんは
まんまるお月さまが
パンケーキみたいでおいしそう
見なれた建物が並び始めて
夢の終わりを告げている

今夜は星は見えないのかな

家にもどれば母の怒声
空の移り変わりの美しさを問えば
そんな物は知らんと言う




帰り道


学舎を出て
道に水溜り
気が付けば雨上がり
空青く雲早く
垣根にとまるすずめの声
じゃれる子猫の愛らしさ
ゆったりと進めば
陽は落ち赤く
影が背伸びでついてくる

山に帰る太陽と
薄闇に眠る影と別れ
家に戻れば母の怒声
夕暮れの美しさを問えば
そんな物は知らんと言う



           マップ  作



  (盗作問題を考察するための掲載をご理解ください)



こうして比べてみると、実は彼女はかなり手を入れていたことが
わかります。

少なくとも、記事に書かれているような「丸写し」という印象は
あまり強くありません。

しかも書き加えた部分には、いかにも中学生らしいあどけなさが
上手に埋め込まれていて、読み方によってはとても効果的に
感じられます。
しかも中学生がまだ習っていないような難しい漢字が、律儀に
ひらがなに直されていることも好感を持たせる一因でしょう。


もしこれが本当に中学生の手によるものだとしたら、
彼女は一種の天才。

もちろんそれは、詩を創作する能力においてではなく。

ネットに埋もれた無数の詩のなかから一片を選び出し、
“中学生らしい” “コンクールで求められるような” 優れた詩に
つくり変えるという能力においてです。


この役割は、詩人ではなく「編集者」の役割。

つまり、彼女には編集者としてのずば抜けた才能がある、
ということなのでしょう。
(もちろん、この“盗作”が彼女ひとりの手によるものだったなら、という前提ですが。)


しかし、それでもなお解けない謎が残ります。

それは、なぜ彼女ばかりが次々と受賞できたのか、ということ。


彼女の“盗作”が、圧倒的に優れていたから?

そう考えるにはちょっと疑問が残ります。
なぜなら彼女が選んだ詩は、ネットの山に埋もれていたもの。
いくら目利きだろうが、手を入れようが入れまいが、そこまで
圧倒的に優れているようにはみえません。


中学生だったから?

「中学生がこんな大人びた表現を使うなんて」。

そういう驚きはあったかもしれません。
しかしそれは作品の本質ではなく、一部で評価されるべきもの。


思うに、審査の過程にも問題があったのではないでしょうか。

この子は受賞歴24回。
詩の世界ではちょっと名が通っていたでしょうし、
このことは当然審査員や事務局も知っていたはずです。


“ほかのコンクールでも受賞しているこの子を選んでおけば安心だ”


もし選考過程でそういう心理が働いたのだとしたら、
それこそ“コピペ”をしていたのはコンクールの審査員であり
主催者だったのかもしれません。


日本全国に星の数のごとく存在する、詩や俳句などのコンクール。
その審査のゆるさが、事件のもうひとつの原因だったような
気がします。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101023


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盗られた?「はやぶさ」。 2010年
10月20日(水)




JR西日本とJR九州は、きょう(20日)正式に「みずほ」を発表しました。



                                                         (JR九州HPより)

「みずほ」は、山陽新幹線と九州新幹線を新型N700系で
直通運転する最速達タイプの列車。

当初計画されていた速達タイプの「さくら」よりさらに速く、
3時間45分で新大阪-鹿児島中央間を駆け抜けます。

しかし、せっかく愛称を公募して決めた「さくら」がありながら、
まるで屋上屋を継ぐかのように「みずほ」を作るのは
ちょっと不可解。


しかし、どうもこれは最初から予定されていたような気がします。


                                                        (JR九州HPより)

つまり、筑後平野の田んぼの真ん中にぽつんとできる「筑後船小屋」
など、政治家の横車などによってやたらと駅が多くなってしまった
九州新幹線。

新鳥栖と久留米の間など、わずか5.7kmしかありません。

こんなに駅を作ってしまった以上、博多-熊本でいえば
速達タイプの「さくら」といえども間の5駅すべてを通過するわけにも
いかず、久留米・新大牟田の2駅くらいには停めざるを得なくなって
しまいます。

そうなると熊本-鹿児島中央も完全ノンストップというわけにもいかず、
熊本県内に停めるなら鹿児島にももうひと駅、ということになって
2駅は停車しなければならなくなってしまいます。


だから“その上”が必要になったということでしょうか。

つまり「さくら」は「ひかり」相当とし、その上の「のぞみ」相当が必要だと。

それはある意味、そうした政治的・地域的しがらみに囚われていた
JR九州に対し、業を煮やしたJR西日本が無理やり作らせたのかも
しれません。


上の図でも明らかですが、“最速達”の博多以南での停車駅は
熊本・鹿児島中央の2駅。人口・都市機能などからして真っ当な
判断です。

これで所要時間は3時間45分となり、航空機と互角に戦える体制が
整ったのです。


ところが、名前に失敗しました。


公募で決めた「さくら」はもとは寝台特急のもの。

かつて東京-長崎・佐世保を結んだ列車の名だったのですから
長崎ルート開通まで待っておけばよかった気がします。
(ただし、長崎ルートが本当に開業できるのならば、ですが)

そもそも「さくら」じゃちっとも速そうに見えません。


そして今回の「みずほ」。


                                                         (JR九州HPより)

「みずほ」はもとは東京-熊本の寝台列車。
ですから鹿児島まで走る列車名としてはあきらかな“力不足”。

これも速そうに見えないばかりか、銀行の名前としてかなり既視感が
あります。


思うに、JR西日本・九州はもともと「のぞみ」相当の列車を
作ることを想定していて、最初から「はやぶさ」の名を用意していた
のではないでしょうか。

「はやぶさ」はかつて東京-西鹿児島(現在の鹿児島中央)を走っていた
寝台特急の名。猛禽類のハヤブサのイメージからしても申し分
ありません。

だから「ひかり」相当の列車の公募ではあえて速そうに見えない
「さくら」の名を選んだ、と考えるとうまく説明できるような気がします。


ところがその「はやぶさ」を、JR東日本に“盗られた”と。

「さくら」が決まったあと、東北新幹線の新型E5系の愛称として
「はやぶさ」が選ばれてしまったのです。

JR東日本からすれば、すでに速達タイプが「さくら」に決まった以上、
空いている「はやぶさ」を使うことで遠慮する必要はありません。

折しも小惑星探査機「はやぶさ」の帰還が話題になっていたこともあり、
そのネーミングはまさにタイムリーでありました。



つまりJR西日本・九州にしてみれば、もたもたしている間に
「はやぶさ」の名をJR東日本ににさらわれる形になってしまったのでは
ないかと。

そして残った名前は「みずほ」だけ…。


せっかく航空機と戦う体制は整ったものの、名前がかっこ悪くなって
しまった山陽・九州新幹線「みずほ」。


前途がちょっと心配です。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101020


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至福の牡蠣そば。 2010年
10月16日(土)




今年も、やっとこの一品に出会える季節になりました。




牡蠣そば。


西早稲田にある、知られざる蕎麦の名店「浅野屋」の、
秋から翌年の春先までの季節限定メニューです。


温かい蕎麦の上に、ぷりっぷりの牡蠣が4個。



もう岩牡蠣と見まごうほど、と言ったら大げさかもしれませんが
とにかくはち切れんばかりの大きさ。

これで1,000円でいいの?と思わず言ってしまいそうになります。


そして、宗田鰹などを使ったもともと濃い味のつゆに
牡蠣の濃厚なうま味が溶け出して加わり、つゆ全体が
うま味の塊のようになっています。




そして、この滋味あふれるつゆを全身にしっかり含んだ
蕎麦一本一本が、我々の舌と喉を喜ばせてくれます。



温かい蕎麦というものは、やはりこの店のように
のび気味くらいに感じられるくらいがうまいもの。

プラス150円で、特定産地の蕎麦を使った手打ち(限定20)にも
変更できますが、温かい蕎麦ですから普通の蕎麦でじゅうぶんでしょう。




そばつゆにかけてはもともとかなりの技を見せてきた
「浅野屋」ですが、この「牡蠣そば」はまさにその極み。

寒くなっていくこれからの季節。
温かい蕎麦を食べるなら、ぜひこの店の「牡蠣そば」をどうぞ。


至福の一品です。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101016


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クラスの名前。 2010年
10月14日(木)




ある小学校で見つけました。








…うな重か、おまえは。




クラス分けはやはり成績順なのでしょうか。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101014


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ただいま478メートル。 2010年
10月10日(日)




いよいよ伸びてきました。東京スカイツリー。




現在、478mだそうです。(10月2日以降現在まで)



下の3枚は、2月、7月、10月に渋谷の同じ場所から撮ったもの。




みるみるうちに伸びていったのがわかります。


450mの位置に第二展望台が作られる予定ですが、現在は
それを後回しにして、まずはタワー本体を最上部(約490m)まで
完成させ、その上のアンテナを設置するゲイン塔と呼ばれる部分を
引き上げて(伸ばして)いきたいとのこと。


ゲイン塔は、下部で組み立てたものを引き上げていくことになりますから、
これから600mを超すまでは、あっという間のことになるのかも
しれません。


定点観測の楽しみは、まだまだ続きます。



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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101010


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カップヌードルごはん。 2010年
10月3日(日)




ようやく届きました。




カップヌードルごはん


世界初のカップめんである日清食品の「カップヌードル」
そのままの味で出てきた米飯食品です。


今年8月16日から「カップヌードル味」と「シーフードヌードル味」の二種類を
近畿地区限定で発売したものの、予想を超える売れ行きのため
急遽、わずか4日で販売を中止。

…ほんまかいな。




あらためて9月27日から近畿地区限定で「カップヌードル味」のみ
販売を再開したということで、尼崎に住むいとこに頼んで送ってもらいました。




パッケージの外側にはこんなただし書きが。



「カップヌードルごはん」という名前が、神戸の「そばめし」を
連想させ、麺も入っていると勘違いする客がいるとの想定でしょうが、
なんか笑えます。



パッケージを開けると、中から3つの袋が。




ひとつはライス。



一度炊き上げたコメを熱風で乾燥させたものだそうです。


もうひとつは、いわゆるスープの素と具。



おなじみのエビ・卵・肉などが入っています。


しかしあらためて見ると、肉はまるでコンソメの素ですし、
卵もいったいなにを再現したかったのかと思わせるほどの
得体の知れない塊。

カップヌードル誕生当時のフリーズドライの技術では、こんな
モノしかできなかったのでしょう。この具の得体のしれなさゆえに
カップヌードルは「ラーメン」ではなく「ヌードル」の名で出てこざるを
えなかったのかもしれません。



さて、作り方はまず、容器に160mlの水を注ぎ「具・味付けの素」を
先に入れます。



そのあとライスを入れてかき混ぜ、レンジに入れて
500Wの場合は5分半、600Wの場合は4分半。




チ~ン。

(…って、いまどきホントに「チン」って鳴るレンジは相当の安物ですが)




1~2分蒸らしたあと、3つめの袋である「香味油」をふりかけて
まぜるとできあがりです。





味は、まさにカップヌードル!



…と言いたいところですが、ちょっと違う感じ。


コショウと塩が混然となった、喉の奥を突き刺すような辛味などは
よく再現されているのですがやはりコメと小麦の味の違いは大きく、
また、さすがにカップヌードルのスープそのままの味の濃さでは
ごはんが辛くなりすぎますから、ある程度はしかたないことでしょう。

とはいえよくぞここまで、というレベルにはなっています。


福岡の「博多金龍」というラーメン屋のチェーンに「ねこまんまラーメン」
というメニューがあり、一見普通のとんこつラーメンの下をさぐると
下に敷き詰められたごはんが出てくる、という気色の…いや、驚愕の
一品があるのですが、それとこれとはやはり訳が違います。


しかしこの「カップヌードルごはん」、私としては2、3個でも試しに食べて、
話のタネにでもできればいいと思っていとこに頼んだのですが、送って
きたのは6個入りの箱をふたつ、12個。



ひとつはほしいという人がいて、譲ることが決まっているものの、
あと残り10個をどうしたものか…。


また、いとこへのお礼に何か送ってあげようとは思いますが、この
「カップヌードルごはん」に匹敵する“東京限定品”とはなにか、
しばらく悩んでしまいそうです。




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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20101003


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尾道三部作一挙上映。 2010年
9月29日(水)



夢のような組み合わせです。




故郷の広島県尾道市を舞台に、大林宣彦監督が1980年代に製作した
「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」のいわゆる「尾道三部作」。



これが現在、高田馬場の早稲田松竹で一挙上映されています。




この早稲田松竹、私が学生の時代からずっとある名画座。

一時閉館し、早稲田の学生の運動によって復活した映画館として
知られていますが、実際は単に要員の不足で閉館しただけであって
当初から再開は予定されていたとのこと。



数年前に大改装し、椅子もゆったりしたものになりました。
カップホルダーがついているなんて、隔世の感です。



で、今回の「尾道三部作」。




NHKの朝ドラ「てっぱん」が尾道を舞台に始まることに引っかけて
なのでしょうか、それとも先日ここで上映したアニメ「時をかける少女」
からの流れなのでしょうか、とにかく夢のような一挙上映です。

ただ、尾美としのりの顔を6時間見続けるのはちょっと辛いですが…。



たまたま平日に休みが取れたので私も観に行ってみました。

なんと10時20分上映開始のスケジュールなのに
10時前には館外に10名以上の行列。



並んでいる人々を見ると、頭が薄かったり腹が出ていたりと
かなりオヤジ率が高く、どうも普段の客層とは違います。
(私もそのひとりですが)

平日というのに、上映直前にはほぼ3分の1が埋まっていましたから、
やはり尾道三部作はファンが多い。恐るべしです。



しかし、時を経て観る映画は、かなり印象が違って見えるもの。

同時に、
“ああ、頭の片隅に残っていたあのカットはこの映画のものだったのか”
といった再発見の場でもあります。




「さびしんぼう」。



富田靖子が「アイコ十六歳」という駄作でデビューしたときからの
ファンとして、公開当時は彼女のファンとしてが半分、大林映画ファン
としてが半分の興味で観に行きました。

その後も、バイト代で買ったベータ方式のビデオデッキで繰り返し繰り返し
観た映画です。私の頭のなかの映像は「アマデウス」と「さびしんぼう」と
「愛と哀しみのボレロ」、そしてMTVで流れていたプロモーションビデオで
できているといっても過言ではありません。

その「さびしんぼう」。歳月を経てもう一回観てみると、
富田靖子はかなり演技がうまいことをあらためて知らされました。


実は、この映画のロケの時に私は尾道を訪ねています。

「転校生」「時をかける少女」のなかの尾道の風景に興味を持ち、
年末、福岡への帰省の途中、尾道で下車しました。
たしか寝台列車だったと思います。

しかし現在のようにネットで情報を得られるわけではなく、下調べも
しないまま降り立った尾道の街。観光案内所で手に入れた一枚の
紙切れを手にぶらぶらと歩いただけでした。

当時、山の上の公園の一角にあったユースホステルに泊まったのですが、
客は私ひとりだけ。冷めたごはんを出され、黙々と食べたあと、
ペアレント(ユースホステルの管理人)がひとこと。

「いま、映画のロケが来てるみたいだよ。」

ところが私も疲れていてあまり興味を示さなかったのでしょう。
彼からはそれ以上の情報提供もなく、まさかその映画が大林監督の
「さびしんぼう」であり、しかも富田靖子が主演だと知らないまま、翌日
雪化粧をした尾道をあとにしてさっさと福岡へ帰ってしまったのです。


いま考えてもかえすがえす残念とはまさにこのこと。


もしこのとき、映画のロケを見ていたら、私は映画への道に進んだかも
しれませんし、もしかしたら富田靖子とも仲良くなって…それはないか。


とにかく、銀幕の中では永遠に可愛いままの富田靖子の演技のうまさを
再認識しました。



オーバーホールしたまま眠っているベータのビデオを、久しぶりに
引っ張り出してみようかな、と思わせてくれる映画でした。




「転校生」。

これを観てあらためて感じたのは、小林聡美の天才ぶりでしょうか。



寺の石段を転げ落ちたふたりの中学生の、心と体が入れ替わる
というストーリーで、男を演じる小林聡美と女を演じる尾美としのりの
演技がまさに見どころ。
とくに、小林は全身男になりきっています。

自転車で全力疾走してきた小林が、国道をUターンして山陽本線の
跨線橋へのスロープを一気に自転車で駆け上がっていく姿は圧巻。
リハーサル含めて何本も駆け上がったでしょうから、その脚力には
恐れ入ります。


ただ、尾美の女っぷりも、小林の男っぷりも、公開当初は同じくらい
異様に見えたはずなのですが、現在の眼で観てみると小林の男っぷりに
さほど違和感を感じなくなっている自分に気づきます。

つまり、映画公開から30年近くの歳月のあいだに、日本女性のいわゆる
“女らしさ”がかなりの部分失われてしまった、ということなのでしょう。

ほかにも、映画のなかに出てくるお茶碗の大きさに、コメを食べなくなって
いった日本の食生活の変化を感じますし、時の流れというものを随所に
感じることができました。


あと、「さびしんぼう」も含め大林映画は、各所に笑いを散りばめてあって
なかなか楽しいのですが、スラップスティックなドタバタ劇がちょっと
“ここで終わればいいのに”というポイントから行き過ぎてしまう部分が
あるのが気になります。感覚における時代の差なのかもしれませんが。



残念ながら、時間と根性の都合から「時をかける少女」まで観ることが
できませんでした。


もし観てたら、間違いなく尾美としのり主演の悪夢を見たことでしょう。



しかし、10月1日までの上映期間中にまた行ってみたいと思います。

みなさんもぜひ。





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http://www.totteoki.jp/negoto/negoto2010au.htm#20100929


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