新宿区新宿3-22-10
03-3354-7511

11:00〜22:30 水休

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ロールキャベツで有名な店なのですが、
ぜひ一度この店の「極辛カレー」を食べてみてください。

なぜロールキャベツではないのか。
それは、日本においてロールキャベツというものは
たぶんに家庭料理であり、その評価にあたってはまず
「懐かしさ」が優先されてしまい、その人の家庭環境が
大きく反映されてしまうからです。

といって、この店のロールキャベツを評価しないという
わけではありません。
小さな拳大に丸められたロールキャベツは、少々
塩加減強めのとろっとしたクリームで煮込まれ、
ほろほろと柔らかくなっています。「お箸でも切れる」と
いう表現がありますが、まさにその表現がぴったりと
くる柔らかさです。

たしかにノスタルジーをかきたてられる味、と言える
でしょう。

店は新宿駅東口、スタジオアルタのすぐ裏あたりの
細い路地。あらかじめ場所を調べていかないとまず
たどり着けない場所です。

最近になって改装したようで、大正モダン風の内装。
入った場所に木製のフロント風のキャッシャー台があり
そこから左右の客室に振り分けられるスタイル。
内装も木目調の和洋折衷スタイルでなかなか洒落た
空間になっています。

面白いのは本来4人掛けのテーブルに、昔ピアノ用に
よくあった丸い椅子がひとつずつ置かれていたこと。
これは4人掛けといっても実際に使われるのは2人か
多くても3人ですから、だったら荷物置きに使って
もらおうというのでしょう。その割り切りに納得しました。


さて、肝心の「極辛カレー」について。

いわゆる洋食屋が片手間に作ったという域ではなく
かなり本格的なもの。まず口に含むと様々な種類の
野菜のみじん切りが舌の上を流れ、次いで胡椒を
筆頭に様々なスパイスの味と香りが口の中に広がって
いきます。そして最後にしっかりとした辛さが。
中村屋のカリーに劣らない、本格的なカレーです。

あえて中村屋と比べてみるならば、スパイスの鋭さが
強く、果実の甘さによるふくよかさはあまりないという
感じでしょうか。これまこれで完成された味です。

1,000円の一人前に骨付きの鶏肉が3本。
単純に鶏肉の本数で評価するわけではありませんが
なかなか食べ応えある内容であり、満足感があります。

一方で、ロールキャベツなどと一緒にちょっとだけ
カレーが食べたいという人のためなのでしょう、
「極一」という名前の一口サイズのカレーが370円で
用意されています。(ごはん別)
もし辛さに弱い人ならばこの「極一」だけでごはん
一皿にちょうどいいかもしれません。


そのほかには食べてみたのは「シャムシャ」という
鶏の脚の煮込み。マイルドなカレー煮込みといった
感じですが、一方で喉の奥に強い甘さを感じます。
別名を「アジア風チキン煮込み」と書いてありますが、
ベトナムでもタイでもラオスでもこうしたメニューには
出会っていませんからマレー半島あたりの料理で
しょうか。これもまたお勧めです。

ロールキャベツこそ懐かしさを感じますが、そのほかの
メニューは意外と現代的。その落差を感じてみるのも
この店の醍醐味かもしれません。

新宿に用事がある時にはぜひ。






懐かしの味・ロールキャベツ


ほろほろと柔らかく煮込まれている


細い路地に面した店


極辛カレーには鶏肉が3本入る


「極一」と呼ばれる一口サイズの極辛カレー
普通の皿のごはんを頼んでしまったため
なかなかアンバランス



「シャムシャ」というアジア風チキン煮込み
マイルドなカレー味



極辛カレー 1,000円 極一 370円
ロールキャベツシチュー定食 750円  ビーフシチュー定食 1,250円
ポークシチュー定食 750円 ハヤシソース(ごはん付き) 1,000円  オムライス 850円
シャムシャ(アジア風鶏の煮込み料理)950円 ほか



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/acacia.htm



2007・6