渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区神泉町10-10
神泉ビル1F
03-3770-1325

11:30〜14:30
17:30〜23:00
日祝休
地図はここ



【業態を変更しています】


以前、フランス料理コンクールについて調べる過程で、
出場経験者に話を聞いてまわったことがあります。

彼らの話のなかで印象に残った言葉のひとつに、
“コンクール用の味付け”というものがありました。

決勝で十数人が争うようなコンクールの場合、
審査員たちは別室に座って、次々と運ばれて来る
料理を食べ続けなければなりません。当然、料理を
すべて食べているわけにもいかず、少しずつ各部分を
“つまみ食い”するような形で試食していくのです。

ですから、コンクールの出場経験が豊かな料理人は
そういう審査員たちの食べ方に対応して、あえて
“コンクール用の味付け”をするのだそうです。

つまり、少量でインパクトのある味にするために、
味を濃いめにし、スパイシーにするのだそうです。
一発勝負ならではの味、勝負に勝つためだけの味、
というものがあることに驚きました。

この店の名物という、「トロトロのオムライス」。

これを食べたとき、“コンクール用の味つけ”という
言葉を思い出しました。

上にかかっているソースはビーフストロガノフ風で、
サワークリーム多めの酸っぱさが印象的なもの。
卵はふわふわに焼かれていますが、円盤状のものを
そのまま乗せたスタイル。そして中はケチャップライス。
ソースに肉がたくさん入っているからでしょう、具は
まったくありません。その代わりといってはなんですが
味はけっこう濃いめです。

ふと、話に聞いた“コンクール用の味付け”とは
こんな感じなのかなぁ、なんて考えながら食べました。


この店は神泉の交差点から旧山手通りを北に200m
ほど行ったところ。ビルの一階の周囲にテラスを作り、
3卓、8人分の席を作っています。店内はあまり広い
ほうではなく、9卓25人ほどのキャパシティ。
そのためかランチタイムには同じメニューで持ち帰りが
でき、店内で食べるより200円安く販売しています。

しかし200円も安く販売されてしまうと、実際の価値は
いくらなのか、というのが透けて見える気がして
ちょっと考え込んでしまいそうです。逆に言えば、
200円もよけいに払っているんだから、と食事のあとも
だらだらと粘る客に口実を与えている気もします。

まあ、店が決めたことですからそれでいいんですが。

数日後、再び訪れた日に食べたのは「もりもり丼」。
ほんとうは日替わりを頼みたかったのですが、12時半
にはもう売り切れるらしく、今回もありませんでした。
この「もりもり丼」、たっぷりの牛肉と野菜というのが
説明でしたのでサラダ丼みたいな感じかな、と思って
いたのですが、実際はビビンバのような感じの丼。

牛肉の細切れとニラにニンジンにニンニクの芽などが
一緒に炒められ、ごはんの上に乗せられています。
トッピングは細切りのノリとゴマ。

タレが効いて、たしかにモリモリ食べたいひとには
ぴったりの感じの丼です。ただ、ごはんの下で油の
膜が光っていたのは、見なかったことにしました。
人生、気にしすぎると良くないことが多いものです。


以前は桜丘町にあり、「ビストロ ぶ〜にゃ」という
名前だったというこの店、やはり夜に行ってその
ビストロたる本領を味わってみなければいけないと
思いました。





店の周りにテラス席がある


トロトロのオムライス
迫力ある外観



中身は具のないケチャップライス


+50円で付いてくるサラダは
異常にお得感高い



もりもり丼はビビンパのような感じ


ごはんの下に油の膜が…


【ランチ】 トロトロのオムライス 900円 もりもり丼 850円 ブーニャ丼 850円 ほか



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/bougnat.htm


2006・6