新宿区西早稲田3-20-1
ストーン・ウォールビル2F
03-3203-8178


11:00〜20:00 日祝休
地図はここ


学生が頼める(頼んでもいい)メニューは2種類だけ。
「ナス」と「唐揚げ」だけなのです。

ほかにもメニューには「スタミナ定食」とか
「肉野菜炒め定食」「レバニラいため定食」など
たくさんあるのですが、学生が頼むとすべて却下。

残念ながら私自身、この店にはずっと縁がなかった
ので、どんな風に却下されるのかはわかりませんが、
知らずに頼んだ場合は周囲の客の視線がいっせいに
注がれ、店の空気が凍りつくとか。

もはやどう見ても学生には見えなくなってしまった
私ではさすがにチャレンジできませんが、誰か学生を
連れて行ってその瞬間を見てみたいものです。


しかしそれにしても早稲田大学の近くにはいろんな
店がありました。

チョコレートを豚肉ではさんで揚げた「チョコとん」の店。
ここのオヤジは念願かなって早大漕艇部の寮長と
なり、店をたたんだとか。いまごろは漕艇部員を
「チョコとん」ぜめに遭わせているのでしょうか。

ご飯が余るとルーをもう1回かけてくれるカレー屋。
後輩がさらにもう1回お願いしようと皿を差し出した
ところ、「追加でかけるのは1回だけです!」と店の
お姉さんに怒られていました。


そして、“学生は2種類しか選べない”この店。

以前はもっと大学の近くにあったそうですが、
いまでは早稲田通りを高田馬場方面に10分ほど
歩いた場所。コンクリート打ちっぱなしのビルの
2階に移転しています。

「ナス」は1.5cmほどに輪切りされたナスが肉とともに
甘辛く炒められたシンプルな炒め物。しっかりと油通し
されたナスはふんわり、しっとりとしていておいしく、
下に敷かれたもやしがうま味を吸っていてこれもまた
おいしく食べられます。

「唐揚げ」もまた奇をてらうことのないオーソドックスな
唐揚げ。ボリュームはそこそこあり、650円という値段
からするとじゅうぶん。+100円で「おかず大盛り」が
選べますから、足りないということはないでしょう。
また、添えられたマカロニやキャベツの味付けが
ひと味違うのも印象的でした。

大学から少し離れたいま、早稲田の学生以外の
専門学校生などもこの店の常連となっているようで、
壁には彼らの卒業にあたっての店へのメッセージが
所狭しと貼られています。


卒業してOBとなって初めて、この店の他のメニューを
味わうことができるという、まるで食べることが修行
であり、卒業することで免許皆伝になるかような店。

でもOBになって訪れてみても、懐かしさのあまり
やっぱりまた「ナス」か「唐揚げ」を頼んでしまい、
結局他のメニューを味わうことはできないのです。

そしてこの店は延々と「ナス」と「唐揚げ」を
作り続けていくのです…。



学生が頼めるメニューのひとつ
ナス(なすと豚肉の味噌炒め定食)



学生が頼めるもうひとつのメニュー
唐揚げ(若鶏の唐揚げ定食)



コンクリート打ちっぱなしビルの2階
定食屋が入居してるようには見えない


卒業していった学生たちのメッセージが
壁一面に貼られている


「ナスに育ててもらった」とまで言える
彼の食生活っていったい…。


「ナスで始まりナスで終わる」
この店を一言で表現した名言かも






ナス(なすと豚肉の味噌炒め定食) 650円 唐揚げ(若鶏の唐揚げ定食) 650円
スタミナ定食 630円 レバニラ炒め定食 630円 豚肉の生姜焼き定食 650円
肉ニラ炒め定食 630円 豚肉の焼き肉風定食 650円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/chinmi.htm


2005・5