中央区京橋2-3-4
03-3242-0141

11:30〜14:00
17:30〜21:00 日休

地図はここ


東京駅八重洲口の東側、京橋というビジネス街に
こんなおいしいカレーがあるとは思いませんでした。

最初に食べたのは「ビーフカレー」。
コクのある味わいと甘い香り。溶け込んだフルーツの
甘味のなかに、あとで効いてくる程よい辛さの刺激が
いいバランスの上に成り立っています。

肉もけっこう大きなものがいくつも入っています。
けっして筋が残ったような“だし殻”ではないところから
すると、別に煮込んで最後に加えたもののよう。

これぞ清く正しいニッポンのカレーといった一品です。

しかし、いまだにこのタイプのものを「欧風カレー」という
名で呼ぶ自称グルメ(雑誌編集者を含む)がいますが、
これほど無知をさらけ出す単語も珍しい気がします。

だって、ヨーロッパのどこにもこんなカレーは
存在しないのですから。

英国ではかつての植民地・インドからの移民が
自国のカレーをそのまま持ち込んでいますし、
フランスにはアフリカの煮込み料理・クスクスなどは
あっても、いわゆるカレーはありません。
ドイツ、イタリアもしかり。そもそもコメを主食としない
文化に、「欧風カレー」などあるわけがないのです。

「洋食」がフランス料理ともイタリア料理ともまったく違う
日本独自の料理であるように、いわゆる「カレー」もまた
偉大な先人たちが作り上げた日本独自の料理だと
いうことをきちんと認識すべき時期にきているように
思います。


さて、二回目のきょう頼んだのは「ドライカレー」。

ベースとなるソースは「ビーフカレー」とまったく同じもの
で、炒めた挽き肉をからめてごはんに乗せ、丁寧に
焼かれたオムレツを乗せたもの。

いわゆる“とろとろ・ふわふわ”のオムレツがちょこんと
鎮座する様はなかなかかわいらしく、スプーンで
崩しながら食べていくのがもったいないような、でも
楽しいひとときが過ごせるカレーとなっています。


そのほか、連れの頼んだ「シーフードカレー」も少し
食べてみたのですが、ほかのカレーとはまったく
雰囲気が違ってタイのグリーンカレー風。

とはいえ唐辛子の辛さやココナツミルクの臭みは抑え
られ、シーフードの香りが引き立つマイルドな味わいに
仕上げられているのはさすがと言うべきでしょう。

なおサイドメニューとして「特製和牛入りコロッケ」などが
ありますが、一個で530円のものをカレーのお伴に頼む
よりは、夜に再度来てコースを頼んだ方が充実感が
あるような気がします。

夜は本格フレンチのコースにカレーを組み合わせる
こともできるそうですから。

あと、特筆すべきは女性スタッフのサービスのよさ。
にこやかでかつきめこまやかな配慮が行き届いていて
こちらまでつい笑顔になってしまうようなサービスです。

マニュアルどおりの怠惰なサービスだらけのいま、
彼女の心配りを感じるだけでもこの店に行く価値が
あると言えるかもしれません。








ビーフカレー(写真は大盛り)


近隣のビルに埋もれた感じの外観
ここが名店かと迷うほど


ドライカレーには丁寧に焼かれた
オムレツがちょこんと乗る



丁寧に焼かれたとろとろのオムレツを
ちょっと崩してみたところ



サイドメニューの特製和牛入りコロッケ
たった一個にトマトなどが付くのは立派


【ランチ】 ビーフカレー 1,575円 ドライカレー 1,575円 シーフードカレー 1,575円
ビーフハヤシライス 1,575円 ふんわり卵のチキンオムライス 1,575円 ビーフオムライス 2,625円
特製和牛入りコロッケ 530円
【コース・昼】 2,625円 3,675円 5,250円

【コース・夜】 5,250円 7,350円 10,500円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/dompierre.htm


2007・7