新宿区高田馬場2-1-2

11:00〜23:00
無休
地図はここ

【高田馬場店は閉店しました。
 立教通り店など他の店舗は営業中です】


最初は正直、あまり期待していませんでした。

割安な定食を前面に押し出すそのスタイルと、
一人席のカウンターが大きく占める店内の配置に、
定食界の巨人・「大戸屋」の二番煎じの匂いを
感じてしまったからです。

もちろん、大戸屋スタイルだから悪い、というのでは
ありません。二番煎じではどうせダメだろう、という
先入観が働いたからです。

ところが、その先入観は軽く打ち砕かれます。

まず、ごはんがおいしい。
定食屋のごはんってたいていの場合まずいのです。
それは、ごはんの使用量が多いためにどうしても
全体に占める割合が大きくなってしまうためにコスト
第一主義になってしまい、中国産が入っているんじゃ
ないかというほどパサパサしたものになりがちですが、
ここのごはんはかなりちゃんとしたもの。

ごはんを食べるためのおかずがある、という定食の
スタイルからすれば一番大事なはずのごはんが
しっかり大切にされているという、ある意味定食屋と
しては珍しい店なのです。

もちろん、おかずも想像以上にしっかりしたもの。

「特上鰺焼定食」のアジの開きは、想像以上に
大きくて身が厚く、丁寧に火が通っています。
「広島牡蠣と玄海鰺のフライ定食」の牡蛎フライもまた
大粒でちょうどいい火の通り具合。
「さんま一夜干し定食」のサンマは小ぶりなものの
690円という価格からすればかなりお得感があります。

わざわざ付いてくるデザートも、ちゃんと独特の香りが
ある杏仁豆腐だったりして、決して「おまけ」ではない
という心配りが感じられて嬉しくなってしまいます。

コストパフォーマンス(価格性能比)からすれば
ある意味、「大戸屋」を凌駕しているのではないかと
感じるほどそれぞれがしっかりした手づくり感を持って
いるのです。
ここならしばらく通っても飽きることはなさそうです。

ただ、納豆が100円、バーグカツ(メンチカツ)が
コロッケほどの大きさのもの一個で240円するなど、
サイドメニューがちょっと割高なのが惜しいところ
でしょうか。

でも一方で、土・日は生ビールが半額(200円/440ml)
となる心憎いサービスもあり、ちょっと一人か二人で
くつろぐ場所としても使えます。

まだ、高田馬場のこの店と池袋の立教通りの店との
2店舗のみとのこと。「大戸屋」が独走する定食屋の
世界に多様性をもたらす存在として頑張ってほしい
ものです。



サンプルを前面に押し出した店構え


広島牡蠣と玄海鰺のフライ定食


特上鰺焼定食


さんま一夜干し定食


単品の納豆とバーグカツ


【追記 2006・5】

ここのカツ丼は相当においしいことに気づきました。

とくに引き締まった肉のうま味をしっかりと閉じ込め、
カリッと揚げたカツがおいしいのです。

卵とじのだしも少々甘めで塩辛くなく、十分に効いて
います。これまで2回食べてほぼ同じ味でしたから、
フロック(たまたま)ではなく確立されているのでしょう。

このカツ丼、味噌汁と漬物、そして小さなデザートが
ついて780円。
名前が「カツ丼定食」というのが疑問ではありますが。

この店に行くことがあったら、「カツ丼定食」はぜひ
選択肢に入れてほしいものです。


(そういえば、どこかの店に「カレーライス定食」というメニューが
 あって、カレーライスにごはんと味噌汁が付いてくるとのこと。
 もちろんこのカレーライスは、ごはんにカレーがかかったもの。
 ごはん物をおかずにごはんを食べ、味噌汁をすするという
 驚愕のメニューでした。以前、雑誌に写真付きで載っている
 のを見て、ぜひ一度見てみたい、食べてみたいと思ったの
 ですが、どこの店か忘れてしまいました。残念です。)









特上鰺焼定食 890円 チキン南蛮定食 790円
広島牡蠣と玄海鰺のフライ定食 890円 フクラ家定食 790円
日替り定食 690円 唐揚5個定食 790円 唐揚3個定食 630円
バーグカツ 240円 唐揚げ2個皿 200円 納豆 100円 生卵・温泉卵 100円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/fukuraiya.htm


2005・10