渋谷とっておき!!ホーム 広島市中区
銀山町11-12 2F
082-240-7662

18:00〜24:00
日休

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店主が交通事故に遭い、足を複雑骨折をしたため
長い休業が続いていましたが、無事に復活しさらに
独自の料理を極めつつあるようです。

上の写真は「真鱈の白子ムニエル」。
正直、白子の類は個人的に好きではないのですが、
この一品だけは違いました。たぶん新鮮なのでしょう、
白子をさっと加熱し醤油ベースのソースをかけただけ
なのですが、ふんわりとしたコクのあるうま味が口に
広がります。独特の臭みもエグ味もなく、ただただ
ふくよかな味わいに感動すら覚えます。

ここは以前からこんな感じで一品一品丁寧なつくりで
独自の味わい。店名に冠してある「和魂洋菜」の通り
洋風メニューに和の技術とテイストを加えた独自の
料理が、食文化があまり高いとは言えない広島では
とくに異彩を放ってきました。

その昔、この店は繁華街の中心にありました。
小さな店の中心に調理場があり、それをぐるっと囲む
カウンターと店の奥の小さな4人席だけ。
当時、ある件で主人に話があって訪れた時は、閉店
までまったく客が途切れず、ずっと話しかけられずに
待っていた記憶があります。

ところが10年ほど前に繁華街の中心から少し離れた
ビルの2階に移転。ビールの営業担当者の誘いに
乗った形での移転だったようですが、やはり飲食店は
場所が命。以前の賑わいはなくなってしまいましたが、
ゆとりある店は隠れ家として重宝する存在でした。

しかしその後しばらくしての交通事故。複雑骨折の
厳しいリハビリもあり、長期にわたる休業を強いられ
ていましたが、相手が全面的に悪かったこともあって
無事こうして営業を再開しました。しかも休業期間を
使ってメニューも一新、さらに一段上の店となりました。

この店の料理の特徴を簡潔に表現するとしたら、
火加減に誤りが一切ないこと。そしておいしくする
ために手間暇を惜しんでないこと。

たとえば、刺身の盛り合わせに出てきたキスは、
昆布で締めることによってキスの淡い風味・うま味を
より強調し、生臭さをきれいに取り除いています。
こう書くと簡単そうですが、ここまでの味に仕上げる
技と手間は並大抵のものではないはずです。

それは「宮崎牛のメンチカツ」も同じ。ゴルフボール
ほどの小さなメンチカツなのですが、外側はかりっと
内側はほんのり赤くと完璧な火加減。それゆえに
しっかりとうま味が凝縮されています。しかも私たちが
食べたものはフォアグラが入っていましたが、これは
コースの一品に入っていた場合のサービスなのか
これもまた意外な組み合わせに驚きました。

とにかく、繰り返しになりますがその手間暇かけた
料理のひとつひとつは感動的。しかもそれでいて
値段は良心的です。

以前の名物メニュー「アイヌ風パスタ」が消えたことが
ちょっと寂しい気もしますが、まああれは鮭フレークと
塩昆布があれば家庭でもできなくはありませんから
良しとしましょう。

正直、広島にはもったいないとすら思えるレベルの店。
東京にあればまた通い詰めてしまいそうです。

ムーミンのようなほがらかなご主人と、控えめでかつ
行き届いたサービスをしてくれる奥様の笑顔も含め、
ぜひ一度、味わってみてください。




真鱈の白子ムニエル



広島の繁華街から少し外れた場所の2階


「たいら貝のくんせい」「ごぼうのムース」
「鶏の明太チーズ詰め」の前菜三種盛り


アワビ(トコブシ)、キスの昆布締め
イカの刺身三種盛り



宮崎牛のメンチカツ
この日は特別にフォアグラ入り


トマトソースのパスタ


「和魂洋菜」この言葉が
店のすべてを表している





【前菜】 たいら貝のくんせい 鶏の明太チーズ詰め ごぼうのムース 
あんきもと舞茸 自家製スモークハム 5種盛 1,200円 3種盛 800円

真鱈の白子ムニエル 880円 宮崎牛のメンチカツ 850円 宮崎牛のサーロインステーキ 1,480円
牛タンの赤ワイン煮込 1,280円 れんこんもち 480円 あんきものステーキ 880円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/furaibo.htm


2013・3