新宿区西新宿1-2-1
思い出横丁内
03-3342-6858


9:00〜25:00
(土 〜26:00) 無休

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上の麺は、坦々麺です。

ちょっと坦々麺には見えないのですが、坦々麺です。
この店で働く中国人の料理人が作りました。

スープは口に入れた瞬間、酸味が強く感じられ、
そのあとで辛さが追っかけてくる感じ。
(日本の)坦々麺の定番である芝麻醤(胡麻ペースト)
入っていないようで、辛さと酸味が主な味。

しかし食べ進むうちに舌が酸味になじむのでしょうか、
けっこうおいしく感じられてくるのです。

麺はちょっと太めの平打ち麺。パスタのリングイネと
ほぼ同じ感じで食べ応えのある麺です。
もやしとニラを挽き肉とともに炒めた具もいい塩梅で
ボリューム満点。生のきくらげがいいアクセントに
なっています。

私たちが普通に思い描く(日本の)坦々麺とはかなり
違うものではありますが、これはこれで良しとしたく
なるようなユニークな麺でした。

まあ、よく考えてみれば私たちがよく知る坦々麺も
故・陳健民氏が戦後の日本で手に入る材料を使って
作り上げたいわば“創作”なのですから、細かいことを
言うほうがおかしいのかもしれません。


この店のある一帯はかつて「小便横丁」と呼ばれ
親しまれてきた飲み屋街。密集した木造の店舗と
張りめぐらされた路地がまるで異次元空間のよう。
数年前、火事で数軒が焼けるなど、危険な一帯でも
あるのですがなぜかこの“囲まれ感”を求めて、多くの
人々がいまも訪れます。

この横丁、現在は「思い出横丁」という新しい名前が
あり、コップにまで印刷してアピールしていますが、
多くの客にとってはそんなことどうでもいいのかも
しれません。
再開発計画も以前からあるようですが、ここだけは
変わってほしくない気がします。


一方、天津丼はよくあるタイプ。

天津丼(天津飯)という料理もまた、実は日本にしか
存在しない“創作中華”なのですが、餡がよくある
どっぺり甘く酸味がツンとくる餡ではなく、あっさりした
おいしいもの。うまくこなれた一品です。

日本的だったり、本場風だったりと、料理一品一品が
様々ではありますが、料理はどれも安く、ちゃんと
おいしいものばかり。

さくっと食べるもよし、友人と一緒に飲むもよし、
ひとりカウンターに座って周囲の話に耳を傾け、
ときには周囲と仲良くなるのもよし。

「思い出横丁」のグラス片手に餃子でもつまみながら
人情厚いこの横丁ならではの過ごしかたを楽しんで
みてください。



ユニークな坦々麺だがよく考えると
日本の坦々麺も創作みたいなもの


麺はリングイネといった感じの
太めの平打ち麺


餃子は大きめの東日本風


細い路地の両側にびっしりと並ぶ店舗
防災上危険な一帯ではある


ビールのグラスに「思い出横丁」の文字
この名称の定着をはかろうという作戦か


天津丼はよくあるタイプ
餡があっさりしておいしい






蒸しどり 400円 ピータン 350円
餃子 380円 シューマイ 400円
天津丼 650円 チャーシューメン 650円 チャーハン 500円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/gifuya.htm


2008・8