渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区桜丘町2-3
堀ビル1F
03-3464-1866

11:00〜15:00
17:00〜23:15 日休

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あの立ち飲みの「富士屋本店」の隣にできた
中国粥の専門店。

しかし、粥(かゆ)専門店を名乗っているとはいえ、
その料理の内容からすると、この店は庶民的で
安くてうまい香港料理の店、といったほうが
正しく認識できるかもしれません。

厨房もフロア(というほど広くない)も、働いてるのは
みな中国人。対応もよく、店に入った時点から
期待を持たせてくれます。

おいしかったのは「香港的士飯」。
タクシー飯と呼ばれ、香港のタクシー運転手が
仕事の合間にかき込んで食べられるようにと
考案されたもの。

その名の通り、筍・袋茸(フクロタケ)・豚肉・白菜
などが炒められ、醤油ベースの飴色のあんとなって
ご飯にかけられています。これが程よく甘く、
ほんのり辛く、白菜のシャキシャキ感も残したまま。

本場の香りを感じさせる、かなりおいしいものに
仕上がっていました。
さすが、おすすめと書いてあるだけはあります。

2005年になって看板が新装
ちょっと豪華になった


香港的士飯 850円

その一方で、水餃子はやはり地域的に少し苦手なのでしょうか、ただのお湯ではなく
鶏ベースのスープに浮かぶタイプの凝った水餃子だったのですが、皮にいまひとつ
モチモチ感がなく、少々物足りないものだったのが残念でした。

また、最初に生ビールのアテにでも、と頼んだ腸詰は580円。イメージとしては普通の、
甘味噌が添えられた何切れかの腸詰を思い浮かべていたんですが、実際に出てきた
のは、なんと山盛り。キュウリと一緒に千切りされた腸詰めが、チャーハン並みの
てんこ盛りで出てきたのです。おかげで、しばらくほかのメニューを頼めず、腸詰と
格闘するはめになってしまいました。もちろん、お得感という点では文句ないのですが。

このほか、新楽飯店と同様、ランチだけでなく夜も頼める定食が4種類ほどあるのも
うれしいこと。日常的に使えてこそ、こうした小さな店は存在価値があるというものです。

常々、日本の女性が社会進出するためにはもっと外食が日常化すべきだと
考えていました。実際に、シンガポールなどでは日常の晩御飯も外食で済ますことが多く、
それが働く女性を支えているといいます。しかし日本では外食はまだまだ“ハレ”であり
日常的に使えるような手頃な値段にはなってないのが実情。この店のような、安くて
おいしい店が和洋中を問わずにもっと増えれば、女性の社会進出を後押しすることに
なっていくことでしょう。

で、肝心の粥の味はどうだったかって?
ごめんなさい、それはあなた自身で調べてみていただければ、と思います。



【追記】
久しぶりに行くと、少しメニューが替わっていました。

いくつか頼んだなかでおいしかったのは
「広東豚スペアリブのブラックビーンズ蒸し」。
骨つきのスペアリブをトウチ入りのダシに入れ、
器ごと蒸したもの。

小さく砕かれた骨つき肉を蒸すことで余計な脂が落ち、
そこにトウチのうま味がしっかりしみこんでいます。
あっさりとしていながら食べ応えのあるメニューで、
お酒にもよし、ごはんにもよしといった感じです。

一方で、「肉野菜やきそば」は濃厚な味わい。
細めの麺に、オイスターソースと醤油などの味が
しっかりと絡みつき、それでいてしつこくありません。
もちろんソース味ではありませんが、もしかしたら
この味を再現しようとして日本の焼そばはソース味に
なってしまったんではないか、と思えるほど濃厚なの
です。

日替わりで登場していた「空心菜のニンニク炒め」は
基本に忠実。
油たっぷりの強火、短時間の加熱にたっぷりの
中華スープ。たったこれだけの料理なのですが、
単純なだけに、基本に忠実でないと歯ごたえや
味ががらっと変わってしまいます。
この店の調理人の腕を知ることができました。

とにかく安く、本場の味を堪能できる店。
女性一人でも、ごはんに困ったら迷わずここに
行きましょう。


広東豚スペアリブのブラックビーンズ蒸し


肉野菜焼そば


空心菜のニンニク炒め


香港的士飯 850円 ピータン粥 580円
坦々麺 750円 日替わり定食750円〜 腸詰 580円
肉野菜やきそば 900円 広東豚スペアリブのブラックビーンズ炒め 920円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/hongkong.htm



2005・2追記