渋谷とっておき!!ホーム
渋谷区渋谷1-24-7
宮下パークビル1F
03-3407-2414

11:00〜22:00
無休


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50年前に開店した、渋谷のカレー店の草分けと言われる店。

いまでは渋谷だけでも道玄坂などに4店あり、店舗網は
各地に大きく展開しています。いまやチェーンですが、
歴史ある本店ですので載せることにしました。

老舗のカレー屋、というと昔、まだ日本人がスパイスに
慣れていなかったころの味を頑固に守り続けたかのような、
香りも味も薄いカレーでがっかりすることが多いのですが、
この店のカレーはじゅうぶんにスパイシー。
店も清潔で安心して食べられます。

欧州風とインド風に分かれていて、さらにインド風は
カシミールとベンガルの二本立て。

一回目に辛口のカシミール、二回目に超辛口のベンガルを
食べたのですが、カシミールのほうが香り高くコクもあり、
舌の先が辛く感じるタイプ。ベンガルはトロッとした薄い色で、
舌よりも喉で辛さを感じるタイプと言ったらいいでしょうか。
そんなに辛さに違いはなく、むしろベンガルのほうが
クリーミーで甘く感じてしまいました。

もちろん味覚はそれぞれですが、そんなに辛口・超辛口の
表記は気にしなくてよさそうです。

カレーに乗せるトッピングも豊富。

カシミールのカツカレーや、ベンガルの角煮カレーという
不思議な組み合わせもできます。

実は両方とも食べてみたのですが、カツはともかく、角煮は
さすがに異色の食い合わせ。単体としてはよくできた
角煮だっただけに、中華の香辛料である八角とカレーの
香りが闘ってしまうのはもったいない感じがしました。




雑居ビルの奥まった場所にある


チキンカレー


コールスローサラダ


ところでこの店にはカレー以外に、一風変わった「えびめし」という名物があります。




ソース味のエビチャーハンといった感じのもので、根強い人気を誇っています。

「えびめし」といえば、知る人ぞ知る岡山県の名物。
岡山県内には「えびめし」専門のチェーン店まであり、スーパーでは惣菜コーナーの
定番として鎮座し、さらに冷凍食品まで登場するほど広まっている、いわば
“岡山の県民食”なのです。

しかしこの「えびめし」、もともと岡山が発祥の地ではありません。
発祥は渋谷のこの店「いんでぃら」。昭和30年の創業からのメニューなのです。

「えびめし」が岡山に伝わったのは昭和40年代初め。
この店で働いていた一人の男が、カレーの技とともに「えびめし」を
岡山に持ち帰ったのです。

大阪・広島という“お好み焼き界の二大巨頭”に挟まれた岡山には、
ソース味を受け入れやすい素地があったのでしょう。
「えびめし」は岡山の地において爆発的な人気を博し、あっという間に“岡山名物”にまで
登りつめてしまいました。

一方、オリジナルである渋谷の「えびめし」は、カレー店の名物料理の範疇を出ることも
なく、ましてや“東京の都民食”にもなれず、ただただひっそりと生き抜いてきたのです。

この「えびめし」の歴史を見てみると、私たちが「食の方言」と考えているものも、
その多くが実はついこないだの小さなできごとがきっかけで始まったものであり、
その土地に広まり根付いたのは、多分に偶然が重なっただけなのかもしれませんね。



(カシミール・ベンガルともに)
チキンとじゃがいものカレー 880円 野菜カレー880円
カツカレー 900円 シーフードカレー980円 角煮カレー 950円

えびめし 880円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/indeira.htm



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