渋谷とっておき!!ホーム 新宿区高田馬場2-2-15
03-3209-0064


11:30〜
21:00
月休

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こういう店があるから、やはり都心部の古い街に
住みたいなぁと思います。

高田馬場から東に5分ほど。早稲田通りが明治通りと
交わる手前、左に入っていく細い路地にひっそりと、
昔ながらの商売を続ける鰻屋があります。

地域の人々に愛され、出前を中心にやってきているの
でしょう。店舗は昔のままで小さく、隣の焼き場と同じ
間口ですから、まあ香川にある製麺所併設の店、と
まではいかないにしても、店舗には「ついで感」が
漂います。

ただ、かといってまるっきり手を抜いているわけでは
なく、古くて小さいけれども清潔で不快感は一切なし。
4人がけのテーブル席がふたつと2人用の小上がり
(1畳ぶん)がひとつ、奥に3畳ほどの座敷があり、
こじんまりとしているぶん、席も少ないため間隔も広く
かえってくつろげる感じです。


皮の焼き具合は浅く、ぱりっとした感じではありません
が、身は柔らかく食べやすいもの。ほのかな生臭さも
含め、うなぎ本来の味と香りを堪能できる蒲焼きです。
ですから、このほのかな生臭さに関して好き嫌いは
出るかもしれませんが、いまどきの、とくにスーパーで
売っているようなべったり濃厚なたれの味でごまかされ
ているようなうなぎとは一線を画す“正しい”うなぎと
なっています。

たれはすっきりとして少し辛め。
ごはんは水が多めでもっちりしていて、箸に団子状に
くっついてくる感じ。好みでしょうが、個人的にはもう
ちょっと粒が立った感じがあればいい気がします。

お新香はいかにも自家製という感じの白菜、きゅうり、
かぶがけっこうたくさんついてきて、箸休めに困る
ことはありません。これが盛り合わせになると生姜が
ついてきます。ほんのり香る古い糠の匂いが懐かしい
感じです。

肝吸いは200円の別料金。白ねぎと豆腐が入り、
ちょっと味もにごった感じではありますが、これは
これでよし。200円ならば文句はありません。


かつてあったという白焼きがメニューからなくなって
いて、つまみ代わりに「柳川」をも頼んでみましたが、
だしの味がわざとらしく、素材も良さを感じません。
正直、うなぎの前によっぽどしっかり飲みたいというの
でなければ、あえて注文するほどの価値を見いだせ
ませんでした。

やはり鰻屋ではうなぎを食べるもの、と割り切って
食べるのがこうした小さな店の使い方なのでしょう。

主人が配達まで担当しているため、ときにはかなり
待たされますが、これもまた近所の人々に愛されて
いる店の証と思ってのんびりと待ちましょう。


学生街のはずれの、自分だけの隠れ家として使うなら、
この店はなかなか自慢できる店になりそうです。



うな重の上



明治通りと早稲田通りが交わる
馬場口交差点の近くの路地にひっそりと


昔ながらの小さな店
奥の小さな窓は焼き場からのぞくため


いかにも自家製といったお新香盛り合わせ
古い糠の香りがいい


肝吸いは豆腐入り


柳川は味が濃いめ




うな重 特上 3,000円 上 2,300円 中 1,900円 並 1,500円
蒲焼御飯 特 3,000円 上 2,300円 きも吸 200円
蒲焼 特上 2,800円 上2,100円 中 1,700円 並 1,400円
柳川 1,200円 かつ重 900円 親子重 900円

ビール(中瓶) 500円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/kawayu.htm


2010・7