渋谷とっておき!!ホーム 広島市中区
舟入川口町5-13
082-231-0317

11:00〜14:00
18:00〜21:00
(日:11:00〜15:00)
水休

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最初は、町工場の片手間に始めた店でした。

しかも出していたのは普通の広島ラーメン。
ランチタイムだけの短時間営業。
直線のカウンターに6人くらいで満席だったでしょうか。


それが中国人女性に本場・四川の担担麺を習い、
広島で初めての汁なし担々麺を提供しだしたのが
13年ほど前のこと。その、花椒を使った痺れる辛さは
たちまち人々を虜にし、行列のできる店となりました。

私などはこのとき、これぞ盛岡のジャージャー麺や
宇都宮の餃子のように、新たな広島のB級グルメと
して全国に発信していけるものだと確信を持ちました。


ところが当初、意外にも広島での広がりに欠けます。

当時、より人気を集めていたのは広島風つけ麺。
ゆでた麺の上にチャーシューとキャベツが盛られ、
辛いタレにつけて食べるというものです。

もともと辛いものが苦手な人が多い広島では、この
辛さは新鮮に映ったのかもしれません。しかし私たち
に言わせればただ辛いだけで独特のうま味に乏しく、
しかも具がキャベツとチャーシューしか乗ってないのに
一人前1,000円近くと、コストパフォーマンスがかなり
悪いと感じたものです。

なぜ広島人は汁なし担担麺を理解しないのか---。
ひそかに心痛めていました。


ところがこの数年で明らかに流れが変わりました。
市内には「キング軒」「花山椒」といった同業の店が
数多くできました。さらに聞いた話では、地元放送局
で、これら汁なし担々麺の店の主人たちが大挙して
本場・四川の店を訪れる番組まで放送されたとか。

そして「きさく」の主人はこの番組のなかで、旅立つ
主人たちに、どの店を訪れるべきか“指南役”をした
とのこと。つまり、開祖として一段上の立場でした。

この話を聞いたとき、私は13年という歳月に思いを
はせ、感慨にふけりました。ようやくここまで来たかと。


そして訪れた久しぶりの「きさく」。

かつて町工場の片隅にあった店から南に100mほど
下ったビルの1階。真っ赤な外装は2003年秋の移転
当時から変わっていません。
時間の都合で11時開店の15分前に着いたのですが
すでに2人の先客が。日曜日ということもあり開店時
には10人が並んでいました。

店内は相変わらず薄暗く、だだっ広い厨房をL字型に
囲む15人ほどのカウンターも変わっていません。

そして味も変わっていませんでした。
極辛の食券を出してなお「辛めで」と注文したため
主人が大サービスをしてくれたのでしょう。花椒の
痺れる辛さでどんどん唇の周囲の間隔が麻痺して
いくのがわかります。しかし辛いだけでなくうま味が
しっかりとあるために箸が止まりません。

大満足です。50円でてんこ盛りし放題の白いご飯も。

東京でもまだそれほど一般的になっていない汁なし
担々麺のこの“痺れるうまさ”は、ぜひ広島に来て
堪能してほしいと心から願います。


もし、なかなか広島に行く機会がなかったら通販も。
ここの通販は送料を入れても、店で食べる価格と
さほど変わらないのでコストパフォーマンス的にも
オススメ。辛さも選べますので、興味があればまず
ここからチャレンジしてみてもいいかもしれません。


広島に自然発生し、長い歳月を経てしっかりと
地域に根付いた「広島汁なし担担麺」。

そこらの、行政やら青年会議所やらが町おこしで
始めたような、ヤワなB級グルメじゃありません。

私としては、この「広島汁なし担々麺」が
B-1グランプリに参加する日を夢見て、これからも
ひっそりと応援していこうと思います。


「汁なし担々麺(大盛り)」
底に見える辣油などのたれを
よくからませて食べる


町工場の一角だったかつての店から
南に100mほどにある現在の店


トッピングのねぎ増量した大盛り
まったく麺が見えなくなってしまう


上の写真をかき混ぜるとこうなる
これが食べるときの姿


麺は細いちぢれ麺
かん水は少なめ


底に残ったたれ
これにご飯を投入して味わう人も


50円でご飯てんこ盛りし放題というのも
13年ほど前から変わっていない


持ち帰り用の生麺パック
通販の商品も基本的には同じ





汁なし担々麺 (並)480円 (大)550円 (ダブル) 620円

冷し汁なし担々麺 (並)480円 (大)550円 (ダブル) 620円

温玉入り +60円 ねぎ大盛り +50円 ごはん 50円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/kisaku2.htm


2014・3