渋谷区道玄坂2-21-3 
サンエイトホテル1F
03-3461-6669

17:30〜22:30
日祝休
地図はここ


この店の主人は、客の驚く顔を見るのが
楽しみで、串カツを揚げ続けている---。

そう、私は確信しています。


下の写真は、巨峰の串カツ



いうまでもなくブドウの一種である巨峰の皮をむき、
ごく薄い衣をつけ、さっと揚げたもの。

何も言われずに食べ、巨峰だと知ったときの驚きは
“してやられた!”というある種の悔しさも入り交じり、
また爽快でもあります。

巨峰の串カツなんて普通、温かくて気持ち悪いんじゃ
ないかと思うでしょうが、中はまだほんのりと温かみが
ある程度で外はカリカリ。
衣を噛んだ瞬間、巨峰の香りがなかからふわっと口の
なかに出てきて、甘味がじゅわっと融けだしてきます。
すべてのエキスが凝縮されて一気に放たれるような、
そんな感触なのです。

これはマツタケも同じ。
衣の中から吹き出す香りは、炭火で炙るよりも、
土瓶蒸しよりも鮮烈で芳醇。まさかまさか串カツという
料理法がマツタケにここまで合うとは夢にも思いません
でした。

そしてこの店ではすべての具がこんな調子。
肉や野菜などのオーソドックスな具ももちろんあり、
それらもまたとてもおいしいのですが、ホタテの貝柱も
プチトマトも、果てはバナナに至るまで、あらゆるものが
おいしい串カツになってしまうのです。

しかも基本的にコースはおまかせで、次に何が出て
くるかはわかりません。なかには巨峰やバナナのように
食べるまでは教えてくれないというネタもあります。

とにかくエンタテインメント。

次は何かな、これは何かな、というわくわくするような
食の楽しみがこの店にはあります。


念のためあらためて書いておきますが、この店は
ゲテモノの串カツを食べさせる専門店ではありません。

普通、串カツとは関連を思い浮かべられないような
ネタまで串カツにし、しかもおいしいく仕上げてみせる
という驚きの技の店なのです。
こんな店は、東京広しといえどもほかにもそうないん
じゃないかと思います。


先に書いたように、基本はおまかせのコース。
“ストップ”と言わない限りずっと違うネタが出てきます
のでちょっと注意が必要ですが、だいたい腹いっぱい
食べてガブガブ飲んで7,500円程度といった感じ。

カウンター13、4席ほどの小さな店で、かなり繁盛して
いますから、必ず予約をして行くべきでしょう。


場所は、ラブホテルが密集する百軒店の最深部。
しかも店自体もラブホテルの1階という、男性が女性を
誘って行くにはちょっと気まずい場所にありますが、
それでも機会があったらぜひ行ってみてください。

驚き、喜ぶ顔を見るために。









ディープゾーン百軒店の最奥の
しかもラブホの一階



マツタケの串カツ
衣に閉じ込められた香りが
一気に口のなかに広がる



ホタテの串カツ


プチトマトも串カツに


カニのキス巻き


バナナの串カツ


何て読むでしょう?と、
卓上のビンまで問いかけてくる


コースのみ(20本目安) 5,300円程度

おまかせでかなり食べてかなり飲んで7,500円以上か



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/kushitoku.htm


2006・9