中央区銀座8-7-10
第1常盤ビル1F
03-3572-2930

17:00〜26:00
(土日祝16:00〜23:00)
無休
地図はここ

この店に行くのには、銀座線新橋駅の3番出口が
いちばん便利なのですが、夜、この出口を見てると、
気合の入った化粧の女性たちが次々と出てきます。

まるで、地底から湧いてくるかのよう。
最近話題のドラマの舞台のような、銀座のお店に
「ご出勤」の方々なのでしょう。

そんな場所にあって、ここは庶民的な沖縄料理。
だって、銀座8丁目は住所は銀座でも、
実態は新橋なのですから。

この店、かつてはいつ電話してもいっぱいで、
全然予約できない状態が続いていましたが、
最近は沖縄ブームも鎮静化しつつあるのか、
当日夜7時に電話しても予約ができるように
なりました。

とはいえ、満杯の状態に変わりはありません。
客の中心は20代から30代前半の女性。
しかも女性同士のグループが半数以上を占めます。

こういう店を見ると、やはり男性の会社員って
休みが取りにくいんだな、ってことを痛感します。
なぜならば、こういう味を覚えるのは、やはり現地に
行った体験が元になることがほとんどですから。

つまり、まとまった休みが取りやすい独身女性は
沖縄やアジアなどの旅行経験が豊富。
そこで覚えた現地の味を求めて、その土地の
料理を出す店に足を向けることが多いからです。

もっと男性がこういう店に足を向けるようになったら、
日本は真の「余暇大国」と呼べるのかもしれません。

(かくいう私も、沖縄は仕事で2回行っただけ。
 しかも一回は滞在時間が夜10時から翌日13時まで
 という「タッチ・アンド・ゴー」のような出張でしたが)

さて、余談が長くなりました。

この店でおいしいのは「ラフテー」。
豚の角煮です。

“以前の「さつまや」でも「とんこつ」がうまい、なんて
書いてたし、みんみん(♂)なんてグルメと言いながら
実は単なる脂身好きじゃん。”と思ったあなた。
半分は正しいかもしれません。

それでもここの脂身…いや、角煮はおいしいのです。

砂糖を使っていてすごく甘いかと思ったのですが
甘味は思ったほど強くなく、醤油の香りがうまく
効いていて甘さと辛さのバランスが絶妙です。
八角のような中国料理の香辛料が入っている
訳でもないため、万人に受け入れられる味に
仕上がっています。

そのほか、「ナカミイリチー」は豚の内蔵をモヤシなどの
野菜とともに炒めたもの。これもまた意外に淡白な
味付けで、内蔵の臭みがほとんど感じられません。
都会的というのでしょうか。

しかしその一方で、「イカスミ塩辛」はワイルドです。
いまどきこんなに塩辛い塩辛があったのか、という
ほどの辛さ。塩の粒が舌の上で感じられそうな、そんな
辛さなのです。
血圧高めの方にはちょっと…、って感じでしょうか。

この店のオリジナル泡盛「咲元」はほのかに甘く、
なかなか口当たりのいい泡盛です。
残ったらキープもできますので、お得でしょう。


銀座の片隅、ほとんど新橋というエリア


ラフテー


ミミガー(豚の耳)ピーナッツあえ


ナカミイリチー


悶絶するほど辛い塩辛


オリジナル焼酎「咲元」

茶色の陶器瓶は、どうみても900mlも入らないように見えてしまうのですが、
中に指を入れてみるとたしかに瓶の肉が薄く、ひとつひとつの出っ張りも
内側からへこんでいますので大丈夫なのでしょう。

川崎の鶴見のような、現地のシズル感を感じることはできませんが、
料理の味はたしかです。

都会の片隅にひっそりと咲く、一本のハイビスカス。

那覇郊外の公園で見た、あの日の光景が蘇るようなそんな感じのお店です。



ラフテー 980円 ミミガーピーナッツあえ 550円
島豆腐の厚揚げ 550円 ナカミイリチー 850円
オリオンビール生 600円 オリジナル泡盛「咲元」 2000円(450ml) 3800円(900ml)


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/little-okinawa.htm



2004.11