渋谷とっておき!!ホーム 小笠原村父島字二子
04998-2-2866

10:00〜16:00 無休

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“東京一の借景”。


たしかに、主人がそう胸を張るだけのことはあります。

青々とした木々の向こうには真っ青な二見湾。
向こう岸は父島の中心部があり、おがさわら丸が
停泊している姿も見えます。

こういう写真を載せるとき、より鮮やかに見せるために
色を強調したりする場合がありますが、この写真には
色補正をまったくかけていません。珊瑚礁が作った
真っ白な砂の上の海は、ここまで青く輝けるのです。

ここは二見湾の南、扇浦から少し高台に行った場所。
小笠原亜熱帯農業センターのすぐわきに建つクジラの
ハリボテのついた建物のわきの入口を入ると、主人が
迎えてくれます。

ここで飲み物を注文してさらに登って行った場所が
喫茶店。喫茶店といっても雑木林そのままの土地に
ところどころテーブルを並べ、木々の間にハンモックを
つるしただけの場所。好きな場所を選び、くつろいで
いると主人が飲み物を持ってやってきます。

飲み物はコーヒー、アイスティー、パッションジュース、
島レモン(小笠原産のレモン)を使ったレモネードなど
各500円。これさえ頼めば、あとはどの場所でどういう
ふうにくつろごうが自由というわけです。

いちばん眺めのいい席には最大8人が座れそうな
大きなテーブルと長椅子。ここで“東京一の借景”を
飽くことなく眺めてもよし、また、木々の間に作られた
手製のハンモックに寝そべるもよし。梢を揺らす風を
感じながらぼーっと見上げていると、メジロが飛び、
緑のトカゲ(アノール)が幹を登っていく様子が見え、
ただなにもないことの豊かさ、時間があることの贅沢を
全身で感じることができます。

頼んだレモネードは、ほんのりとした甘さと島レモンの
とがったところのないすっぱさがうまく調和していて
後味が残りません。景色や雰囲気が主役で、飲み物は
あくまで脇役というこの喫茶店のコンセプトに合った
味付けと言えるでしょう。

かつてはピザなどもメニューに載せていたそうですが
ゆったりと時間を過ごしてもらうためにいまは飲み物
だけにしたとのこと。
たしかにここで女性のグループにぺちゃくちゃと
大声でしゃべられたのではせっかくのゆったりした
時間が台無しになってしまいかねません。

レンタルの原付や自転車でなければ、一日に何本か
しかない村営バスでしか行けない山の中の喫茶店。

やれホエールウォッチングだドルフィンスイムだ自然
観察トレッキングだとスケジュールを詰め込むよりも
せめて半日ここでゆったりとした時間をすごせば、また
違った小笠原を体験できて、いっそうこの島を好きに
なれることでしょう。



深い緑と真っ青な海と空
これぞ東京一の借景


クジラのハリボテが入り口の目印
ここから細い路地を登っていく


敷地内には点々とテーブルが置かれ、
客は思い思いの場所でくつろぐことができる


島レモンを使ったレモネード
さわやかでおいしい


ハンモックから見上げた森のようす
木々の間を飛び交う鳥などを
のんびりと眺めながら時間をすごせる


グンバイヒルガオの花
葉の形が軍配に似ているからついた名
近くの小湊海岸などで見られる




コーヒー、アイスティー、パッションジュース、レモネードなど 各500円




このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/morinokissaten.htm


2008・8