新宿区高田馬場
1-33-2

03-3209-1856

17:00〜23:00
日祝休

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JR東日本で9番目に乗降客数が多い高田馬場駅。
(1新宿・2池袋・3渋谷・4横浜・5東京・6品川・7新橋・8大宮)

西武新宿線、東京メトロ東西線が交差し、周囲には
大学や専門学校などが数多くあることもあり、いつも
多くの人々で混雑している駅です。

しかしこのJR高田馬場駅のいちばん南端に、小さな
改札があるのをご存じでしょうか。
戸山口という名のこの改札は、早稲田口と違って
いつもひっそり。改札はガード下にあり、頭のすぐ上に
西武線の車両が見えたりして、うら寂しさ満点。
山手線でも一、二を争う寂しさではないでしょうか。

この戸山口を東に出て、さらに南に歩くこと数分。
細い路地に見える「ムロ」の看板だけが目印です。
店内は奥に細長く、10人カウンターのなかに厨房。
そのほか2階に団体用の座敷があるようです。

餃子荘というだけあって、中心は餃子です。
餃子はやや小さめのものが7個で一人前。
外はパリッと中はしっとりした薄めの皮に、挽肉と
野菜がペースト状にされた具が少量入っています。

博多・中州の有名店「宝雲亭」を思わせる“軽い”
餃子で、いくらでも入っていくような感じです。

具はもちろん、皮も自家製。よくこねた小麦粉を
細く伸ばし、千歳飴のように切ってから小さな麺棒で
薄く円く延ばしていく技は、見ていて飽きません。
作り置きはあまりしないため、注文を受けてから
作り始めるのもしばしば。目の前で自分の食べる
餃子が作られていくのを眺めるのもまた楽しいもの
です。

この店には「ふつう」という名のスタンダードのほか、
「にんにく」「チーズ」「紅」「ラーチャン」という4種類の
変わり餃子もあります。

「にんにく」は説明するまでもなくニンニク入り。
ただし、ニンニクをひとかけまるごと入っているその
量はハンパじゃありません。
「チーズ」にはエダムチーズが入っていますが、
意外にあっさりとしていて違和感がありません。
「紅」はその名と違い、入っているのは青唐辛子。
たぶん酢漬けされたもののために思いのほか
マイルドでビールに合う感じです。


メニューは餃子だけではありません。

ユニークなのは、「腐乳」「ネギみそ」「ザーツァイ」という
100円の小皿メニューがあること。
「腐乳」とは豆腐を発酵させた中国の食品で、通常は
コクを出すための調味料として使ったりしますが、この
店では腐乳を瓶から取り出した2cm四方の立方体の
腐乳をそのまま提供、客はそれを爪楊枝でけずって
ナメながら、餃子が焼き上がるまでビールのアテに
するのです。

「ネギみそ」にしても細切りの白ネギに味噌をかけた
だけのもの。客はちまちまとこれをつまみながら、ただ
ひたすら餃子を待つのです。
これら100円メニューは、客にムダにカネを使わせない
ための心配りのメニューといえるでしょう。


もちろん、もっと値段の高い通常のメニューもかなり
のもの。今回食べたなかでは「チャップスイ」という
五目野菜のうま煮が、薄味で素朴な味わいながら
素材のうま味を十分に引き出したもので、量も多く
かなりおすすめですし、「香腸」(中国製の腸詰め)も
よくある毒々しさがなくさわやかな味わいでした。


料金は一見、餃子の単価が高いように感じますが、
明朗会計のために思ったほど高く感じません。
むしろ安い気がしました。


もし高田馬場で、親しい人々と気軽においしいものを、
という機会があったらぜひ行ってみてほしいお店です。




その存在すら知らない人も多い
高田馬場駅戸山口改札


細い路地にあるこの看板が目印


餃子は7個で一人前
手前が「ふつう」で奥が「チーズ」だったか


左が腐乳 右はネギみそ
どちらも100円



香腸(中国製の腸詰) 400円


チャップスイ(五目野菜のうま煮)は
量が多くお得



鶏煮込みそば


【餃子】 ふつう 650円 にんにく(玉入り) 700円 チーズ(エダムチーズ入り) 700円
カレー 650円 紅(唐辛子)650円 ラーチャン(中国製腸詰入り) 700円

香腸(腸詰) 400円 ネギみそ 100円 腐乳 100円 ザーツァイ 100円
空心菜炒め 800円 チャップスイ(五目野菜のうま煮)700円 鶏煮込みそば 1,000円
ビール(モルツ小瓶400円) 上海老酒 グラス500円 ボトル 2,500円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/muro.htm


2006・1