渋谷とっておき!!ホーム 新宿区
高田馬場1-32-11
小澤ビルB1F
03-6380-3823

11:00〜14:00
17:30〜21:00
火休

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ふんわりとしてしっとりジューシー。
ひと言でいうと、そんなとんかつでしょうか。


1日20万人もの人々が利用するJR高田馬場駅。
乗車人員統計ではJR東日本で10位に位置しますが、
ほかの上位の駅が2線以上乗り入れているのに対し
高田馬場は山手線のホームが1本だけ。ですから
ラッシュ時の混雑たるや想像を絶するものがあります。

しかしその高田馬場駅にもうひとつの改札口がある
ことは意外に知られていません。それは「戸山口」。
「早稲田口」とは反対側、ホームが細くなった南端に
ひっそりとあり、利用する人もまばら。一帯には
ちょっとうらぶれた空気が流れています。

その戸山口から東に出てすぐの場所にあるこの店。
地下ということもあり入りづらい雰囲気なのですが
一歩足を踏み入れるとちょっとしゃれた内装。
店内は6人のカウンターに4人掛けのテーブルが3と
こじんまりしています。

まず食べたのはランチの上ロースかつ定食(1,500円)
厚さ1.5cmほどのカツは断面が朱色に近いピンク。
レアが好きな私でも一瞬「火が通ってないんじゃ…」
と思ってしまうほどの色。これも低温から時間をかけ
じっくりと火を通すからこその色なのでしょう。ひと口
噛んでみるとふんわりとした歯ごたえと同時にじゅっと
溢れてくる肉汁、そして脂のうまみ。

健康だ不健康だと雑音が入ってくる現代の世の中で、
たしかにとんかつとはこんなうま味を堪能したかった
という記憶の奥底にある理想像を呼び起こすような
味わいです。

衣がめくれるようにして外れてしまっていたのが少し
残念ですが、味はたしかに評判どおりの素晴らしさ
です。

ただ、ポテトサラダがどうしてもおいしいとは思えず、
これが付くことで全体の印象が下がってしまう感じ。
お新香もこれなら、キャベツの端切れを塩もみして
自家製で出せばいいのに、というレベル。ご飯も
団子状で出てくるなど、どうも脇を固め切れていない
のが「画竜点睛を欠く」といった感じで残念です。


後日、あらためて食べたのは「かつ丼定食」(1,000円)

ここのかつ丼は、カツを出汁でぐつぐつと煮込んで
卵でとじるというよくあるかつ丼とはちょっと違い、
カツそのものは揚げたてのような熱さで、その熱で
上からかけた卵を瞬時に固めたような感じ。
ですから出汁を含んだ玉ねぎとカツと卵は一体化して
いるのではなく、層を成している感じで丼に鎮座して
います。

上ロースかつとは違って、こちらの肉はぎゅっと身が
締まった感じ。あつあつのカツにかぶりつくと、脂では
なく肉の味がします。出汁も卵も肉の邪魔をすること
がなく、あくまでわき役に徹した感じ。

別にカキフライを1個注文してみましたが、大きめの
牡蠣を平らに広げた独特の形。パン粉の大きさが
カツと同じものなので、カキフライとしては相対的に
大きく、食感がガサガサ・ゴワゴワした感じになって
しまうのが私個人としては好みではありませんでした。

とはいえ、カツ全体のレベルは非常に高く、その
ふんわりとした仕上がりとジューシーさではほかに
ないものになっています。

もともと高田馬場には「とん太」という名店があり、
個人的には「とん太」にわずかのアドバンテージを
見る気がしますがそれも好みの範疇。

とんかつのひとつの「高み」として、ぜひ一度体験して
おくべきものだと思います。


ふんわりとしてしっとりジューシー
ひとことで言うとそんなとんかつ



もうひとつの高田馬場「戸山口」は
ちょっとうらぶれた雰囲気


非常に狭い地下への入り口
うっかりしてると通り過ぎてしまう


火が通ってないのでは?という赤さは
低温からじっくり火を通したため


「かつ丼定食」(1,000円)


揚げたてのカツに卵をかけ
その熱で瞬時に固まらせた感じ


サイドに頼んだカキフライ(320円)
パン粉が相対的に大きく、
少々ガサガサした食感





【ランチ】 ロースカツ定食 1,000円 上ロースカツ定食 1,500円 特ロースカツ定食 2,000円
ヒレカツ定食 1,000円 特ヒレ定食 2,100円 海老フライ定食 1,200円 かきフライ定食 1,400円
かつ丼定食 1,000円 ミルフィーユかつ定食 1,000円 チーズミルフィーユかつ定食1,100円
メンチかつ定食 1,000円 ミックスカツ定食(エビ・カキ・ヒレ) 1,700円 (エビ・ヒレ) 1,300円
カキフライ 320円



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2013・1