渋谷区道玄坂1-2-2
渋谷東急プラザ9F

03-3463-3665

11:00〜21:30
無休
地図はここ

渋谷には、“おばさん”がいない---。

おじさんは「富士屋本店」などでひっそりと棲息して
いるのを発見、若者やガキンチョとの“棲み分け”が
確認されましたが、渋谷でおばさんの姿はなかなか
見ることができませんでした。
やはり、おばさんは新宿の京王百貨店や銀座松屋に
集結し、その勢力を維持しているのでしょうか。

そう思っていたら、渋谷にもやっぱりありました、
おばさんの“シマ”が。

場所は渋谷駅西口バスターミナルの向かい、
東急プラザ。この7階・8階にカルチャー教室を持つ
この建物こそが、渋谷におけるおばさんたちの
アジトというか橋頭堡だったのです。


しかし、ロシア料理に対する憧れが人々の間から
消えて、もうかなりになるでしょうか。
みんなでロシア民謡を歌う「歌声喫茶」なる不思議な
場所が消え、共産主義が消えていくのに合わせるか
のように、ロシア料理に対するほのかな憧れもまた、
薄れていった気がします。

この店も、桜丘町にあった本店は去年の夏に閉店し、
東急プラザのこの店だけでの営業となっています。
正直、どういう状態なんだろう、と気にしていました。

ところがこの店の料理は、おばさんやおじさんだけに
占拠させておくにはちょっともったいないほどの味。
とくに昼のランチは価格以上のお得感があります。

一番人気はどうやら「つぼ焼きランチ」。
マグカップに鶏ときのこのクリームスープを入れ、
その上にパン生地をかぶせて焼き上げたもの。
こんがり焼けてふくらんだパン生地をスプーンで
押し破り、クリームスープにからめて食べるという
食べ方そのものがおもしろく、それだけで嬉しくなって
しまうような、そんな料理です。

その前に、ウクライナ風ボルシチと、ポークと野菜の
ラグーソース煮込みという二品とパンかライスが付き、
さらに食後にロシア風紅茶かコーヒーがついて
1,360円はたしかにお得。
おばさんたちが行列をつくるだけのものはありました。
まず最初は「つぼ焼きランチ」を頼むといいでしょう。

そのほかロシア料理の象徴というか、ボルシチと並ぶ
定番・ピロシキもランチ210円、それ以外は260円で
追加可能。かつて憧れた“中華まんのような具入りの
揚げパン”を堪能できます。

そのほか、旧ソビエト連邦の広大さをうかがわせる
ユニークなメニューもあります。

「ウズベクランチ」のメインである
“ウズベク風羊肉入り・麺入りスープ”はまるで
日本のけんちんうどん。
ニンジンなどの根菜類がたっぷり入った、ちょっと
不思議な味の濃厚なスープの中には、山梨名産・
ほうとうを思わせる短くて不揃いな小麦の麺が。
上にはネギまでかかっています。
かなり日本人向けにアレンジされているようですが、
シルクロードの時代に思いを馳せることができる
ユニークなメニューとして試す価値はありそうです。

まずはランチから。
正面に渋谷駅を望む眺めのいい店ですから
夜、大切なひととの語らいにもお手頃価格で
いいかもしれません。



店内はおばさんたちのオアシス


きのこと鶏肉のつぼ焼き


つぼ焼きランチのウクライナ風ボルシチ


ポークと野菜のラグーソース煮込み
真ん中のピンク色はビーツ入りポテトサラダ


なぜか憧れだったピロシキ


けんちんうどんのような
ウズベク風羊肉・麺入りスープ



ピロシキ 260円 きのこと鶏肉のつぼ焼き 940円 シベリア風水ぎょうざ”ペリメニー” 940円
ロシア風マッシュルームのオムレツ 840円 牛肉と野菜のボルシチ煮込み(特製ボルシチ) 1,570円

【ランチ】 つぼ焼きランチ 1,360円 ボルシチとピロシキのランチ 1,260円
ウズベクランチ 1,050円 ロゴスキー風カレーランチ 1,260円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/rogovski.htm


2005・3