カオスの渦巻く街・渋谷。その様々な顔に迫ります。


         



天国への扉。 2月12日(木)



ずいぶん前から、気になっている「扉」がありました。



宇田川町の三角交番の裏あたり。
道端に面した鉄製の無表情な扉。
ここは毎日のように通るのですが、
この扉からときどき、男が出入りするのです。



扉には「SK」の文字と「WELCOME」のシールだけ。
「WELCOME」と書くからには何かの商売です。

しかし、この扉から出入りする男はみな、
周囲を気づかいながら、足早に出入りしていきます。

いったいこのなかには何があるのか。
大きな謎でした。


この扉の横には、中華料理屋があります。



しかし、中華料理屋には関係なさそうです。

さらに中華料理屋の隣にまわり込むと、こんな店が。



ソープランドです。
「渋谷角海老」という名前です。

位置関係を見てみると、こんな感じ。



そしてあらためて扉を見てみると、「SK」の文字。



もうおわかりでしょう。
SK」=Shibuya Kadoebi。

そりゃあ、男たちがコソコソと出入りするのも当然なのでした。




10年ぶりの渋滞。 2月11日(祝)


上の写真は、首都高3号線池尻ランプ手前、
246の大橋交差点付近で撮ったもの。

時間は、きょうの午前2時40分。

並んでいるのはほとんどが客を乗せたタクシー。
池尻ランプにも三軒茶屋方向にも、まったく動きません。
こんな時間にこれだけ混むのは、
10年以上前に見たきりです。

実体経済は、思いのほか急速に回復しているようです。



正しいステレオ。 2月10日(火)


百軒店の奥のディープゾーンにそびえ立つ名曲喫茶・ライオン。
http://lion.main.jp/

近くにあるカレーの店「ムルギー」とならぶ
「時が止まった店」のひとつです。

店内ではいまもクラシックが大音量で流され、
客はみな同じ方向を向き、沈黙したまま聴いています。

この店の自慢は、壁一面をおおう巨大スピーカーです。
タンスほどもあろうかという大きな木製の箱に6つ、
さらにその上にいくつも高音用のスピーカーが乗っています。

しかしよく見るとこのスピーカー、右と左の大きさが違うのです。
ステレオ音響は、左右の条件を揃えることが鉄則。
これって、正しいステレオ音響とは言えないんじゃ…。

そう、かつてオーディオマニアだった私は思ってしまうのです。



シブヤの行列。 2月8日(日)


毎週末にできるパチンコ屋の長蛇の列。

寒いなか、なぜ行列してまでパチンコがしたいんでしょうか。

同じ賭け事でもたとえば競馬だったら、
レースという共通の“場”がありますから、
「あのときのナリタブライアンは…」なんて会話で
初対面の他人とだって盛り上がることができます。

でも、パチンコやパチスロには、そうした“場”がありません。
どこまでも“個”の体験は、仲間と共有することはできないのです。

せめてもうちょっと広がりのある趣味を持てばいいのに…、というのは
おせっかいなんでしょうね。



あるビルの謎。 2月4日(水)


ずっと前から気になっているんだけど、
いったいこれはなんなんだ。



幻の列車。 1月31日(土)


きのう(1月30日)深夜の東急東横線・渋谷駅は
カメラを持った人々ですごい混雑でした。

2月1日からの、みなとみらい線の開通に伴い、
きのうの終電をもって東横線横浜-桜木町間が廃止されるため、
最後の「桜木町行き」 を撮影しようというのです。

しかし、「桜木町行き」の電車の写真なんて、
これまで腐るほど撮影されてきましたから、
残念ながら写真そのものにはそれほどの価値はありません。

実は、本当に貴重な写真は、きょう一日だけ走った
「横浜行き特急」「横浜行き急行」の写真なのです。



東横線の横浜-桜木町はきのうで廃止されましたが、
みなとみらい線の横浜-元町・中華街間の営業開始はあした。

つまり、きょうだけ渋谷-横浜間の営業という 「空白の一日」が存在し、
「横浜行き特急」 「横浜行き急行」が走ったのです。
(各停の横浜行きは2月1日からも終電として走ります)

しかも東急は、このたった一日だけの営業にも
ちゃんと行き先表示を用意していました。





もうたぶん、二度と走ることがない「横浜行き特急」 「横浜行き急行」

たった一日だけの「幻の列車」でした。



恵方巻き。 1月29日(木)


いつからこんな変な風習が広まったのでしょうか。



恵方巻き・丸かぶり寿司。

節分の日、その年の幸運の方角を向いて
巻き寿司を一気に食べてしまわなければいけないという
奇妙な風習です。

私がこれを初めて知ったのは5年前。
広島に転勤していたときでした。
それまで福岡でも東京でもこんな行事は
見たことも聞いたこともありません。

当時、広島のテレビ局でも、広島独特の風習として
紹介していたことを覚えています。
全国でも、いくつかの地方に点在するだけの珍しいものでした。

それがここ数年、コンビニによってこの奇妙な風習が
全国に広められようとしています。

それはただ、巻き寿司を売りつけ、店の売り上げを伸ばそうというだけの
「売らんかな」の根性がなせる技。

いくら商売とはいえ、
全国でもごく一部の地域の特殊な風習を、
あたかも“みんながしなければいけない行事”であるかのように
全国に宣伝しないでいただきたいものです。



やっぱり…。 1月27日(火)


やっぱり恐れていたとおりでした。



テムジン


座席がたった4つしかない餃子屋
渋谷でやっていけるはずはなかったのです。

店内にはすでにカウンターはなく、
厨房機器が雑然と置かれたままになっていました。



予想された結果とはいえ、
九州人の私としては、やっぱりさみしい限りです。



どんなシチュー? 1月26日(月)


渋谷の洋食屋のショーケースでずっと前から気になっているもの。



ビフシチュー。

以前、広島の喫茶店の壁にかけてあったメニューに
ブルーマンテン」と書いてあるのを見て大笑いしましたが、
渋谷の「ビフシチュー」もなかなかのヒットです。



渋谷の空。 1月21日(火)


きょうの渋谷の空はきれいでした。

どこまでも真っ青。

東京の冬は大好きです。



“渋谷でおやじ”ふたたび。 1月13日(火)


日経の野瀬泰申さんと誓った“渋谷でおやじ運動”。

最近はいろいろあって活動休止状態でしたが、
久しぶりにあの「とりすみ」で活動を再開しました。

今回の言い出しっぺは、女優の三林京子さん。
http://3bayashi.com/
「缶詰で酒を飲む店に行きたい」というたっての希望をかなえるべく、
「とりすみ」での缶詰三昧となりました。

また今年も、いろいろ面白いことが起きそうです。



青森の大学が渋谷に…。 1月13日(火)


いまはもうなくなってしまった東急文化会館の
裏あたりに、その建物はあります。

東京法科大学院。

これまで“難しすぎる”と批判されてきた司法試験制度を改革するため、
この春、法科大学院制度が創設されます。
この法科大学院で2年または3年勉強すれば、これまでよりも容易に
新しい司法試験に合格することができるようになる、というもの。

この東京法科大学院も、法科大学院のひとつとして
今年4月の開校を目指していました。

東京法科大学院、実は母体となるのは私立の青森大学。
青森の大学が、渋谷のまんなかに大学院を作ろうというのです。

しかも青森大学本体にはもともと法学部がありません。
さらに社会人が受講しやすいように授業は夜間中心、
司法試験予備校の有名講師を教授に迎えるなど、
ユニークな方針を次々に打ち出し、注目を集めていました。

しかし去年11月、東京法科大学院は文部科学省によって不認可。
大学院の運営に司法試験予備校が関与することが、
文部科学省には許せなかったのではないかと言われています。

青森大学としては、来年4月開校に向けて再び準備を進めるとしていますが、
東京法科大学院のために貸し切られた10階建てのオフィスビルは
すでに内装が終わっても空のまま。
「東京法科大学院」の看板だけが、いまもうつろに輝いています。



ポスターハリス。 1月10日(土)


上の写真は、ある飲み屋の壁のようすです。
渋谷には、このように演劇のポスターが貼られた店を
数多く見ることができます。

大学が集中する東京は、演劇の街でもあります。
星の数ほどの若者が、夢をかかえて演じ続ける街です。

その若者たちの姿に思いをはせながらポスターを眺めていたときのことです。

「こんばんは〜、ポスターハリスです。」

こんな声とともに、ポスターを抱えた若者が登場しました。

彼らはポスターハリス。
正式な名称を「ポスターハリス・カンパニー」といいます。
劇団などからポスター貼りを請け負う会社で、
請け負ったポスターを契約した店に貼っていくのが仕事です。

渋谷にある、不思議な会社。
あなたも運がよければ、彼らに会えるかもしれません。



ホテル街の片隅で。 1月10日(土)

渋谷のホテル街・円山町の片隅で、パンの学校なるものを見つけました。

のぞいてみると奥の中二階ではどうやらパンの製作中。
男女一組が粉と格闘しているようです。

いま、なんでもそうなんですけど
モノを作って売るより
モノの作り方を教える方が儲かる時代。

原宿にも靴の作り方を教えて繁盛している工房がありますけど、
主催者は靴の職人の経験がほとんどなかったりします。

せっかく教えてもらうなら、その世界の第一人者に、と思うのですが
いまの人々は「おしゃれな場所」で「お手軽」に
「やさしく」教えてもらいたいんでしょうね。