渋谷とっておき!!ホーム 福島県会津若松市
河東町強清水406-1
0242-94-2008

10:00〜17:00
(冬期〜16:30)
不定休

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いきなりの「まんじゅうの天ぷら」にノックアウトです。

猪苗代湖のほとり、ただあてもなくたどり着いた
小さな集落にある数軒の店のなかで、いちばん多く
車が停まっていたことで選んだ蕎麦屋でしたが、その
天ぷらのユニークさにはただただ驚くばかりでした。

まずは「まんじゅうの天ぷら」。衣の下に薄く茶色い
地肌がのぞく姿は一瞬、椎茸のように見えましたが、
割ってみるとそこには温泉饅頭のような素朴な姿の
饅頭が。生地は餡も甘さ控えめ。食事としていける
のが意外でした。

もうひとつの驚いたのが「いかの天ぷら」。
そんなの全然珍しくないじゃん、と思ったらさにあらず、
なんと入っているのはスルメなのです。まあ実際には
スルメと言っても一夜干しですが、それでも干物を
天ぷらにするなんて初めてなので新鮮でした。
そしてニシン。これもまた軽く干してあるものですが
身が小さいものの柔らかく、まるでイワシの天ぷらの
ようでした。

しかし、なぜ饅頭やスルメやニシンの干物が
わざわざ天ぷらにされなければならないのでしょうか。

その理由は会津地方の冬の厳しさです。
雪深い内陸のこの地域にとって、ニシンやスルメなど
干物は欠かせないタンパク源。また、饅頭も日持ち
する貴重な保存食だったはずです。

しかし昔は保存性を高めようとすると水分を抜くしか
ありません。昔の干物は今とは比べ物にならないくらい
乾燥し、ガチガチでした。

そしてそのガチガチをどうやって柔らかくし、少しでも
おいしく食べるかの答えが「天ぷら」だったのでしょう。
その料理法がいまも残り、こうして私たちを驚かせ
楽しませてくれているのです。


一方で、本業の蕎麦。

地元・猪苗代湖周辺の蕎麦を100%使いながら、
「ざるそば」が一人前500円という安さ。しかし色白で
香り高く、腰も強くておいしい蕎麦は十分満足のいく
ものとなっています。
ただちょっと盛りが少ないのが玉に傷。一人前だと
足りず二人前だと余りそうなのが悩ましいところです。

そばつゆも、しょっぱさよりもちゃんとだしが効いた
上品なもの。東北でありながらむしろ東京より薄めに
感じるほどです。

ユニークな天ぷらについ目が行ってしまいますが、
どうしてどうして蕎麦だけでも十分に食べる価値の
ある、しっかりとした店でした。

もし猪苗代湖に行く機会があったらぜひ寄ってみて
ください。

なお、帰り際にこの店で買った「にんにく激辛味噌」は
絶妙の辛さとうまさで、たった500円ながら大当たりの
土産物でした。これもぜひどうぞ。




「まんじゅうの天ぷら」
割ってみると素朴な饅頭がこんにちは


国道から少し入った小さな集落で
多くの車が停まる店


天ぷら盛り合わせ
手前がまんじゅうで奥がニシン
その下に隠れているのがスルメ


地元・猪苗代湖周辺の蕎麦100%の
「ざるそば」は500円というお手頃価格


しかし色白で腰があって香りもあり
十分満足のいく蕎麦となっている


いつも繁盛しているようで
厨房も広く、人が多い





ざるそば 500円 天ざるそば 660円 かけそば 440円 天ぷらそば 600円

【天ぷら】 にしん・いか(するめ)・まんじゅう 各80円
盛り合わせ(にしん2・いか2・まんじゅう) 400円

おろしあげもち 320円 味噌おでん 240円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/shimizuya.htm


2013・11