新宿区高田馬場2-8-5
03-3208-6258

11:30〜22:00
日休

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普通のものが、普通においしい「中華」の店です。

だからといってこの店が「普通の店」だと言うわけ
ではありません。

トンカツだのオムライスだのナポリタンといった
「洋食」が、フランス料理でもイタリア料理でもない
ニッポン独自の「洋食」という料理であるように、
いわゆる「中華」もまた、中国料理とは違う独自の
分野を確立しているんだな、ということをこの店の
料理はしみじみと感じさせてくれるのです。

JR高田馬場駅から早稲田通りを東に歩いて5分。
「早稲田松竹」という昔ながらの名画座の向かいに
あるなんの変哲もない店構えの、さしておいしそうに
見えないサンプルが飾られた店。
しかしどうしてどうして、こここそが“古き良き中華”を
出す店なのです。

その“古き良き”象徴は、定食・丼物に付く味噌汁。

これがまたえらくしっかりした味噌汁で、ちゃんと
だしが効いています。具もわかめだったり厚揚げと
大根だったりの正統派。
あくまでごはんと味噌汁の「友」として中華があるのだ、
という揺るぎない信念すら感じられる味噌汁です。

もちろん、おかずもしっかりしています。
「魚香茄子」というナスと挽き肉の炒めは、本格派の
エッセンスがしっかり入っていながら刺激は控えめ。
家庭料理のようなやさしさも兼ね備えた一品で、
ごはんとの相性が抜群です。

「木須肉」はキクラゲたっぷりでピリ辛。いつ頼んでも
同じ味で、長い歳月をかけて完成された熟練の腕を
感じさせます。

また日替わりも安くて充実。ある日の「豚レバーの
黒酢炒め」は定食で750円とお手ごろながら、皿に
山盛り。大量の玉ねぎのなかにラッキョウも入って
いるのがとても新鮮でした。

「ほんこん飯」という名のごはん物は、この店の人気
メニュー。香港の「タクシー飯」がベースですが通常
あんかけ状態である野菜が、それぞれ独立したまま
炒められており、さらに目玉焼きが乗るなど店独自
のアレンジが加えられています。

味もまた日本人向けの醤油ベースのやさしい味。
親しみやすい味と言えるでしょう。

餃子もまた正統派ニッポンの焼餃子と言いましょうか、
いわゆる“中華”だからできるおいしさ。

もっちりした皮とふっくらした具のバランスがよく、
油もほとんど感じられない味は案外さっぱり。
6個390円という価格を高いと感じるか安いと感じるか
はひとそれぞれだとは思いますが、サイドメニューと
して頼むにはちょうどいい、自己主張は控えめの
餃子です。

しっかりした技術に裏打ちされた、“古き良き中華”の
店として、周辺住民や学生に愛されているこの店。

普段の昼食、少人数での夕食にわざわざ足を運ぶ
価値はある店だと言えるでしょう。

かなりのお勧めです。




定食は必ず丼飯と味噌汁と漬物
これぞ“古き良き中華”


ごく普通の店構え


日替わりの「豚レバーの黒酢炒め」
大量の玉ねぎでボリュームあり


ほんこん飯は、香港のタクシー飯を
独自にアレンジしたもの


皮がもっちりの餃子


ふっくらした具


らーめん 520円 たんめん 570円 担々めん 710円 餃子 390円
ほんこん飯 710円 ロース飯 780円 蝦仁焼売 570円
青椒麻婆セット 1,050円 エビチリ油淋鶏セット 1,150円 回鍋肉青豆蝦仁セット 1,150円
魚香茄子定食 810円 ビール(中瓶) 520円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/shuei.htm


2013・8追記 2006・4