渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区宇田川町10-3
SHIBUYA EDGE bldg.9F
03-3461-3021

11:00〜14:00
18:00〜22:00 日休

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渋谷の端っこのテラス席で大きな空を独占。

おいしい野菜料理を楽しみながらワイングラスを傾けるなんて、
なんて贅沢なことだろうか、と思います。




しかし、なぜなんでしょうか。

みんなこの店の名前を「スマイル」と読んでしまいます。

確かに英語の「smile」とひっかけてはいるのでしょうが、
この店の名前はローマ字読みの通り「すみれ」

(LとRが違うなんて、細かいことは言わないでくださいよ)

ニューヨークにある、ドリカムのふたりがオーナーの
ダイニング「sumile」の東京店として去年(2006年)冬に
オープンした店です。

コンセプトは“素材の味を生かす”とのこと。

シェフはイタリアで修行した人だそうですが、たしかに
この店の料理はイタリア料理というよりも「野菜料理」と
言ったほうが正しいような、そんなラインナップ。

とくに意表を突かれたのは最初の茄子。
ひとり4分の1個に切られた生の茄子を、皿に振られた
塩で食べるだけのシンプルなものですが、生ゆえに
茄子のみずみずしさと甘さを堪能できました。

2回目となる今回は、7人のグループだったこともあり、
料理の金額を5,000円と決めておまかせでお願いしたの
ですが、冒頭から意表を突かれた茄子をはじめ、
野菜がふんだんに盛り込まれたメニューはどれも
滋味深く、予想より量も多くて満足できるものでした。

続けて出てきたのが「有機野菜のバーニャカウダ」。

様々な野菜を切ったものの盛り合わせなのですが、
アンチョビとオリーブオイルを合わせたソースが秀逸で
これを付けて食べるだけで野菜の味が引き立ちます。
これさえあればいくらでも野菜を食べられそうな感じで
これもまた目から鱗とも言うべき一品でした。

ほかに「里芋と海の幸のフリット」「鮮魚のカルパッチョ」
「タコのテリーヌ 薄切りサラダ」と続きましたが、印象に
残ったのはどれも野菜。

最後に「沖縄産やんばる島豚 骨付ロースの炭火焼」と
パスタ「静岡産桜海老とレンコンのタリオリーニ」が出て
きてやっとタンパク質と炭水化物を摂った気がするほど
“野菜づくし”のコースでした。

もちろん“野菜づくし”が物足りなかったというわけでは
なく、いい野菜を使い、野菜の味をしっかりと生かす
調理がなされていることが随所に表れています。

個人的には野菜づくしだけでも満足したかな、と言う
ほどの内容だったように思います。

(…ただそれはこの日、昼遅くに「ぼんしゃん角肉のせ」を替え玉・
 ごはん付きで食べたことと無縁ではないのかもしれませんが。)


「やんばる島豚」は、沖縄在来種の黒豚・アグーとの
交配で生まれた品種なのでしょう、豚肉特有の脂の
臭みが少なく、焼き加減もよく、中はしっとり。

しゃれた内外装からイメージされる料理とは裏腹の、
素朴な料理に好感がもてます。


以前、ランチで訪れたときの印象では、そこそこに
おいしいものの、少々装飾過多の料理というイメージを
持っていました。
大きな皿に、小エビ二匹といった“小品”が6品盛られ、
真ん中に墨に見立てた液体が刷毛で塗られている、と
いったいかにもアメリカ人が喜びそうな雰囲気でした。

そうした料理が今回なかったのは、4月に新しいシェフに
交代し、日本人受けする素朴で繊細な味のメニューに
変更したことが大きいのでしょう。


「渋谷」のはずれで、空を独占してグラスを傾ける。
ビアガーデンとは別の次元の、落ち着いた時間と
素朴でおいしい料理。


ここは大人の隠れ家になりうる素敵な店です。





パルコの陰から顔を出した満月
月が昇るスピードまで体感できる



茄子そのままの一品
しかしこれが侮れなかった



有機野菜のバーニャカウダ
アンチョビとオリーブオイルのソースが秀逸


タコのテリーヌ 薄切りサラダ



沖縄産やんばる島豚 骨付ロースの炭火焼


静岡産桜えびとレンコンのタリオリーニ


生ビールはハートランド
私たちには懐かしく、若者には新しいビール

【ランチ】 Aランチ(パスタ) 1,000円 Bランチ(メイン) Cランチ(前菜+パスタ) 1,300円
 Dランチ(前菜+パスタ+メイン)

季節のコース 5,500円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/sumile.htm


2007・5