渋谷区渋谷3-18-1
第一叶ビル B1
03-3797-0691

11:30〜14:00
17:30〜24:00(土祝〜21:00)
日休
地図はここ

この店の蕎麦を食べると、“ああ、長いこと東京で
お店をやっていく、っていうことはこういうこと
なんだな”と感じてしまいます。
もしかしたらそれは、私の勝手な思い込みかも
しれませんが。

ここの蕎麦は、新潟県小千谷市の「へぎそば」。

基本的には先日紹介した「匠」と同類の蕎麦なの
ですが、ここの麺は「匠」ほど“つるんつるん”でも
“しっとり”でもない感じ。むしろ私たちが東京で
普通に接する蕎麦に近い感触です。

そうして味わってみると、ここの蕎麦はとても
のど越しがよく、なかなかの味わい。蕎麦自体の
香りはそんなに強くはないものの、上質感がある
蕎麦になっています。

店内には「新潟・小千谷から直送」みたいな事が
書いてあるのですが、かといって中越地震に関する
支援のメッセージがあるわけでもなし、募金を求める
わけでもなし、ということでちょっと不思議。
別に、新潟に関係する店だから募金活動しろ、などと
言うつもりはありませんが、それにしても素っ気なさが
ちょっと気になってしまいます。

その違和感は盛り蕎麦のつゆも同じ。

地元・新潟県十日町で食べ歩いた「へぎそば」の
つゆは非常に薄味で、そのまま温かいそばのつゆに
使えそうなくらいのソフトな味わいだったのですが、
この店のつゆは醤油の味も強く、ちょっと硬い感じ。
ここでもやはり、地元よりも東京に近い味づくりを
感じてしまうのです。

つまり私が勝手に推測するに、この店は東京で
生きていく過程で、徐々に東京の人々の味覚に
合わせていったのではないかと思うのです。

それにこの「須坂屋」は何店舗かあり、すべてを新潟
出身者が切り盛りしているわけでもないでしょうし、
この渋谷の店自体、すでに十年以上前からあるのは
私も知っていますから、それなりの歳月がゆっくりと
味をなじませていったのでしょう。

あくまで「へぎそば」として、オリジナルへの忠実度を
求めるなら「匠」に一歩譲るのかもしれませんが、
渋谷で食べる蕎麦として、純粋にその総合力を考える
なら、この店の「へぎそば」も決して引けをとるものでは
ないと思います。

蕎麦は自然なのど越しが命、と思われる方はぜひ。





渋谷駅東口から明治通りを下ってすぐ



ランチの天丼セット



ランチの牛丼セット
牛丼の手づくり感がなぜか懐かしい



【ランチ】 天丼と盛そばorかけそば 840円 牛丼と盛そばorかけそば 840円

へきそば(小・一人前〜二人前) 1,100円 へぎそば(中・二人前〜三人前) 1,900円
へぎそば(大・四人前〜五人前) 3,000円 のっぺ汁800円、ジャンボ油揚げ600円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/suzakaya.htm


2005・1