渋谷とっておき!!ホーム 福岡市中央区
春吉3-12-37

17:30〜
29:00
日休

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替え玉なし、大盛りなし。

かなり古くからある博多ラーメンの店なのに、必須
とも言うべきふたつがこの店にはありません。

店の周りはとにかく獣臭く、体調が悪ければ一瞬
むっとくるほど。私がとんこつスープの獣臭さを表現
するとき、必ず「大砲ラーメンのような…」という言葉
を使いますが、その標準がまさにこの店なのです。

「大砲ラーメン」というと、とんこつラーメン発祥の地・
久留米にも同じ名前の老舗がありますが、ここのは
かなり昔に枝分かれしたようで、現在はつながりが
ないとのこと。細かく言えば「博多大砲ラーメン」が
本名のようですが、長く博多で親しまれてきた店の
名ですから、あえてここでは大砲とだけ呼びます。

麺は細いストレート麺という博多の標準。腰は弱く、
ぷちん、と歯のかみ合わせの部分で切れるような
もろさを持っています。かん水は少なめのよう。

スープはとんこつを沸騰させて煮出したもので、店の
周囲に盛大に獣臭を解き放って作られているものの
スープとなったときにはあまり獣臭はしません。

コラーゲンがたっぷり溶け出して軽くとろみがついた
スープには点々と透明な脂が浮かび、うまみが凝縮
されています。基山の「丸幸ラーメンセンター」とは
少し違いますが、草創期のとんこつスープの姿を
今にとどめる味です。

小さめのが2枚乗ったチャーシューもまた昔ながら。
醤油をベースに煮詰めていったもので、単体では
ぱさぱさの食感ですが、ラーメンの上ではスープの
味を汚すことのないいい脇役であり、食べる途中
でのアクセントとなってくれています。

九州最大の歓楽街・中洲に近く、この春吉一帯も
かつては近づきがたいほどのいかがわしさを持った
街でしたが、いまは川沿いに屋台が並ぶなどして
かなり雰囲気が変わりました。

飲んだ後の、シメとしての一杯。
博多の人々が親しんできたこのラーメンを、ぜひ
一度“博多っ子”気分で味わってみてください。


博多っ子が昔から愛してきたラーメン



中洲から天神方向に向かう
「国体道路」沿いにある


麺は“博多標準”の極細ストレート麺


店の周囲は獣臭地獄だが
スープにはほとんど獣臭なし


食べている途中に
すりおろしたにんにくを入れると
味が引き立つ




ラーメン 600円



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http://www.totteoki.jp/shibuya/taihou.htm


2010・10