渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区道玄坂2-9-4
4F
03-3464-6709

18:00〜28:00 不定休

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「徳利」という名前でやっていたこの店が、「十徳」の
グループから独立し「だれやめ」という店になりました。

「だれやめ」とは南九州の言葉で「だれ=疲れ」を
「やめ=取る」という意味から転じて「晩酌」を指す
言葉。

その言葉通り、小さな隠れ家的なこの店ではゆっくり
落ち着くことができ、くつろぎながら焼酎を味わうことが
できそうな店です。

              ☆

カウンターの前にずらっと並んだ焼酎と泡盛。

これだけ見ると、ブームに乗り遅れて来た焼酎の店の
ようですが、これらの品揃えを非常に手頃な価格で
提供するところがこの店らしいというか。

日本ではある酒がブームとなると、それまで地域で
普通に飲まれていた酒があっという間にもてはやされ、
「入手困難」というわかったようなわからない理由で
価格がつり上げられ、それを味のわからない人間が
値段だけを頼りにありがたがって飲む、という構図が
繰り返されてきました。

十数年前の日本酒と、つい2、3年ほど前の焼酎が
まさにそうでした。

そしてブームが過ぎ去れば草木一本残っておらず、
踊らされるだけ踊らされた酒蔵は大量の在庫と過剰
設備を抱えて苦しむのです。

こんな不毛なブームが、何度も繰り返されるのは
なぜでしょうか。

それは日本の酒文化の中に、本来あるべき
「酒の味を楽しむために飲む」という文化がなく、
「単に酔うために飲む」(その象徴が飲み放題やサワー)
「ウンチクをたれるためにわかったふりをして飲む」
(精米歩合だの日本酒度だの数字にやたらこだわる)
両極端な飲み方しか存在しないためなのでしょう。

悲しいことに酒飲みに“自己”がないのです。


しかしこの店は、いわば”自己を育てる場”。
本当に自分の好きな酒を探し、それを頑に
飲み続けることができそうです。

上に書いたように、多くの焼酎が良心的な価格で
提供され、肴もまた酒飲みのツボを突いたおいしい
小品がそろっています。

たとえば「鮪のハラス炙り」や「鮪のホホ肉ステーキ」は
通常あまり流通しない部位にちょっと手を加えた料理。
鮪のホホ肉は純粋に非常においしい部位なのですが、
筋が多く、刺身など生で食べるにはあまり向きません。
それを火を通すことで筋を融かし、立派な肴に仕立て
あげるところが粋です。


場所は、1階に「十徳」が入居する雑居ビルの4階。

細くて急な階段を登っていくと、3階に木製の戸があり、
そこで靴を脱ぎ靴箱に入れるシステム。そしてさらに
上がると屋根裏部屋のようなこじんまりとした部屋が。

隠れ家、というにはちょっとカジュアルな気もしますが、
知り合いの部屋のような不思議にくつろげる空間で、
少人数の親しい仲間とともに語らう場所としてとても
おすすめできる店です。





鮪のハラス炙り


しめ鯖のスモーク


白いもの?
一瞬“something white”かと思いきや…


「白いも」という
長野のジャガイモの一種でした
(愛媛のサツマイモではない)


佐賀の麦焼酎「美し漣」(うましさざなみ)は
麦の概念を変えるほどふくよかな味





鮪のハラス炙り 500円 鮪のホホ肉ステーキ 650円 長芋のサクサク醤油炙り 480円
豚みそ 380円 黒豚とゴーヤのチャンプル 650円 黒糖ピーナッツ 400円
クリームチーズ酒盗和え 500円 チャンジャ 450円 からすみ 450円

焼酎・泡盛各種 500円前後 本日の黒千代香(くろじょか) 980円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/tokuri.htm


2007・11