渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区道玄坂2-8-8
コスモ渋谷館1F
03-3461-9024

11:30〜23:00(平日)
11:30〜21:00(土)
12:00〜20:30(日) 不定休

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この店は、天国です。

おじさんたちの。

でも、おじさんたちに独占させたくない天国です。

これまで、この店を知らずに渋谷を語っていたことが、
かなり恥ずかしいことに感じられるほどの店です。


うなぎと言えば、蒲焼き。

で、ごはんの上に乗って出てくるのが当たり前。
肝は吸い物になるか肝焼きになり、骨は唐揚げに
されてつまみにされ、頭も蒲焼きに付いたりします。

つまり、うなぎというものは蒲焼きにすることでその
可食部分はほとんど食べ、有効利用しているのだと
私を含むみんなが思ってきたはずです。

ところが、まさかうなぎのハラミやヒレの部分や、
肝以外の内臓を堂々と食べさせる店があろうとは。
しかも、そのどれもが唸るほどおいしく、安いとは。

そういう意味では、夜のこの店は「うなぎ屋」ではなく
「串焼き屋」です。

ただ、野菜以外のすべてがうなぎの串焼きという、
本当の意味での“うなぎ尽くし”の店なのです。

「短尺」こそ、うなぎを短冊状に切り蒲焼きにしたもの
とはいえ、「くりから」はハラミの部分をS字に串に刺し、
「ばら身」はあばら骨の周囲で「ひれ」はヒレの周囲、
「串巻き」は細身のうなぎを巻き付けて焼いたもの。

このそれぞれの部位が、うなぎ独特の風味を保ち
ながらさらに独自の複雑なうま味を口のなかで
主張するという体験は、これまでにない驚きです。
ヘタな焼鳥屋に行くくらいだったら、この店で串焼きを
食べていたい、そう思わせるほどのインパクトのある
味でした。

とくに「塩焼き」は、食べた途端思わず「ごめん」と
言ってしまいそうな感じ。何に「ごめん」かって?
これまでタレにごまかされ、うなぎの身の奥深さを
知らなかったことに対して反省の念がこみ上げて
くるのです。まあ、少々オーバーかもしれませんが。


この店は井の頭線渋谷駅の西口改札のすぐ北側、
109方向に少し歩いた場所の左手にある雑居ビル
一階の奥まった場所にあります。

表に店の看板が出ているとはいえ、わざわざ足を
運ぶには少々勇気がいりそうなそんな雰囲気。

ましてや扉を開ければここがおじさんたちの天国で
あり、毎晩饗宴が繰り広げられていようとは誰も
思わないでしょう。まさに穴場の中の穴場です。


もちろん、ここはうなぎの店。

串焼きだけの店ではありません。
「うな重」も「うな丼」もちゃんとあります。

とくにランチタイムは正統派メニュー中心。
しかもこれがこれで、すごく印象的な味なのです。

その印象的な味を形作る最大の要因がタレ。
醤油だけなんじゃないかと錯覚してしまうほど
あっさりとした味で、うなぎ本来のうまさというか
身の味がしっかりとわかるという点では傑作とも
言えるタレです。

逆に言えば、うなぎそのものの品質がしっかりして
いるからこそできるタレだと言えるのかもしれません。

九州出身で、もともと甘くて非常に濃い味のタレを
好む私ですが、このタレで目から鱗が落ちたような、
そんな気がします。


昼、ランチタイムにうな重、うな丼をかき込むもよし、

夜、気の置けない仲間と一緒に、うなぎの様々な味を
串焼きで楽しむもよし。
(もちろんシメにうな丼をかき込むのもよし)

高くてかしこまったもの、というイメージのうなぎを
気軽に、そして手軽に楽しむという点では、この店に
優る店は渋谷にはない、と言っていいと思います。



さすがおじさんの店、という感じではあるが



うなぎの串焼きの各種
左から ばら身、串巻き、ひれ、短尺



トグロを巻いてるかのような「くりから」


うなぎの奥深さに目覚める「塩焼き」


奥まった場所は少々入りにくい


おじさんたちの天国だが
女性二人連れというのもけっこういる



ランチタイムのうな重


あっさりとしたタレが身のうま味を生かす
うなぎそのものがいいからできるタレ




【ランチ】(〜16:00) うな重(新香・きも吸付)1,500円 うな丼(新香・きも吸付)950円
うなとろ丼(新香・きも吸付)750円 ランチビール (小生ビール) 250円

串焼き Aコース(12本) 2,000円 Bコース(8本) 1,400円
うな重2,000円 うな丼1,000円 うな茶漬け 750円 きも吸 300円

ビール(中) 550円 生ビール 580円


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http://www.totteoki.jp/shibuya/unatetsu.htm


2006・9