渋谷区渋谷1-7-2
03-5778-3200

12:00〜14:00
18:00〜23:30
(日祝 17:30〜22:30)
地図はここ


競争は、店を大きく変えていくものです。


右の二枚は、今年(2006年)の2月に撮った、この店の
ランチの写真。

一口大の竜田揚げがわずか3個。2cm角のかぼちゃ、
にんじんなどの煮物にこれまた2cm四方の玉子焼き。
そしてカレー味のポテトサラダが大きな皿にぱらぱらと
載せられています。女性でもこれでは足りないでしょう。

その下の写真は、一緒についてきた吸い物。
具は溶き卵ですが、ほとんどミリ単位の“何か”が
浮いているだけにしか見えません。

確かに、煮物などは上品でおいしいものでした。
しかしこれで900円はちょっと…、と思ったものです。


しかしそれから8か月。


隣に「吉成」という“選べる楽しさ”の店ができたから
でしょうか。店のメニューが大きく変わっていました。


右の写真はこの10月10日(2006年)のランチのひとつ
「岩中豚のグリル〜おろしポン酢〜」です。

お重で三段重ね。
いちばん上が煮物や玉子焼き、カレー味のポテト
サラダという以前とあまり変わらないものですが、
中段が岩中豚グリルとキャベツなどのサラダ、
下段は丼めしくらいの大盛りごはんとなっています。

メインの岩中豚のグリルは、岩手県産の無菌豚を
表面だけ焼いたもので、わざわざ「無菌豚ですので
中が赤くても大丈夫ですから」という説明とともに
出てきます。

中身が赤いぶん、噛み切れない部分がありちょっと
苦労しましたが、臭みがなくパサつかず、しっかりと
味のあるなかなかおいしい豚肉です。5〜6枚に
カットされて出てきますから、合わせるとトンカツ
並みの大きさでお得です。

大根おろしのポン酢が「ゆずの村」のような甘さで、
ちょっと肉とは合いにいかもしれませんが、料理全体
として、とてもお得感あふれるものになっていました。

ほかにも定番で「サバ塩焼き」が登場していたり、
以前とは別の店のような劇的な変身ぶりです。


この店、もともとは「ビギ」を中心としたアパレルの
BMDグループがやっている唯一の飲食店として、
英国風のしゃれた内装を売りにしてきました。
料理は和風だったり、スペイン風に走ったりと、いま
ひとつ軸が定まっていないのが気になっていましたが
昼は和食、夜は洋食、なかでも肉が中心へと、
競争のなかで徐々にその軸が定まりつつあるように
見えます。

とくに梅酒の品揃えは、いい特徴ではないでしょうか。

競争によって目を覚ましたこの店が、これからも
元気でいてほしいものです。





2006年2月のランチ・竜田揚げ定食(900円)
これで満足したひとがいただろうか



上の定食の吸い物



2006年10月・岩中豚のグリル(950円)
とても同じ店のものとは思えない


無菌豚ということで中は赤いままで提供


外壁を覆う蔦がさらに英国風に


梅酒の品揃えの良さはいい特徴


【ランチ】 サバ塩焼き 850円 アボガド炙りサーモン丼 900円 岩中豚のグリル 900円ほか

生ビール 480円 オリオン生 500円 焼酎(20種) 500円〜 梅酒(20種以上) 550円〜

牛バラ肉のワイン煮込 1,200円 伊達鶏のカルパッチョ 1,200円 合鴨もも肉のコンフィー 1,500円
豚バラ肉の赤ワイントロトロ煮込み 1,000円 キノコのラザニアオーブン焼き 900円
生ハム手づくりコロッケ 500円 アボガド豆腐 450円〜 ハモンイベリコ 850円〜



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/usagi.htm


2006・10