渋谷とっておき!!ホーム 中央区銀座3-11-10
橋本ビル1F
03-5565-1838

11:00〜
28:00
(祝〜23:00)
日休

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私が福岡出身と言うとよく聞かれることがあります。

“福岡そのままの味の博多ラーメンってどこですか?”

たしかに東京には博多ラーメンを名乗る店は
星の数ほどありますが、それぞれ味も大きく違って
います。それは、競争の激しい東京で生き残っていく
ためには個性を強くアピールする必要があるためで、
他との味の違いを強調せざるを得ないためでしょう。

しかも東京の博多ラーメンの店の多くで、トッピング
に辛子明太子を用意するなど、福岡ではありえない
“邪道メニュー”が横行していることも“混乱”に拍車を
かけているような気がします。
土地代・人件費の高い東京で、少しでも客単価を
上げるために編み出された苦肉の策なのでしょうが
福岡県民にとっては気持ち悪くてしかたありません。


こうしたなか、東銀座の歌舞伎座の裏側に位置する
この店は、良くも悪くも博多の味そのまま。
麺とねぎを毎日空輸して調達するというこだわりで、
多くの福岡出身者を吸い寄せています。

別名「長浜ラーメン」と言われるように、博多ラーメン
は福岡市の長浜地区にある魚市場周辺の屋台から
発祥したもの。忙しい市場参加者がすぐに食べられ
るようにとゆでる時間の短い極細麺になり、新たに
ゆでた麺を残ったスープに入れて食べる替玉が誕生
したと言われています。

さて話をこの店の味に戻すと、味はとんこつのわり
にはさっぱりした感じ。スープは白濁というより微妙
に澄んだ感じのもので、表面の脂も少なめ。とんこつ
独特のけもの臭もありますが、さほど強くはありま
せん。

麺は空輸してくるだけあって博多の味そのまま。
ねぎも確かにこちらでは手に入らないであろう青い
ねぎで、懐かしい味を脇役としてしっかり支えてくれて
います。

チャーシューは焼豚というよりハムっぽい感じで、
あまり強い印象を残しません。博多ラーメンの老舗
では、パサパサした食感の“煮豚”が多いのですが
さすがにそれは現代的でないということなのでしょう。

周辺はオフィス街で、深夜になるとひっそりと静まり
返るなかで、シメのラーメンを求める酔客で行列が
できるほどの人気の店。

ラーメンと一緒に缶ビールを注文し、宴会の続きを
はじめて長居する客もいたりして、カウンター6席に
小さなテーブルがふたつの小さな店はすぐに満員に
なってしまい、並ぶときはけっこう並びますが、銀座
から歩いて行ける場所で博多そのままのラーメンが
食べられるのですから、貴重な存在です。

銀座で飲むことがあったら、ぜひ。
もちろんランチタイムも営業していますので、
飲まない時も、ぜひ。


東京で食べられる
“標準的な博多ラーメン”


深夜の東銀座の路地裏に行列ができる


麺にスープにチャーシューにねぎ。
“特徴がないことが特徴”と言うべきか


福岡から毎日空輸するという極細麺は
やはり博多の味そのまま


とんこつのわりにはあっさりしたスープは
酔いも手伝って飲み干せてしまう


缶ビール片手に宴会を続ける客も
あとの客にとっては非常に迷惑だが




長浜ラーメン 650円 チャーシュウメン 850円 ねぎぼっこしラーメン 850円
ねぎチャーシュウ麺 1050円 替え玉 150円
味付け玉子 100円 のり 100円 きくらげ 100円 メンマ 100円 辛し高菜 100円

小ごはん 150円 高菜ごはん 200円 明太子ごはん 250円 缶ビール500円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/yamachan.htm


2010・11