豊島区池袋3-25-5
03-5391-6803

11:30〜14:00
17:30〜24:00
(土日祝 休憩なし) 不定休
地図はここ


ラー油の海から、豆腐と肉とをすくって食べる。


この店の麻婆豆腐は、そうとしか表現できないほど
ラー油がいっぱいです。

しかし、ラー油の辛さはそれほどでもありません。
とくに「知音食堂」の血の池地獄と比べればほんとに
かわいいほど。「楊」の麻婆豆腐に名声をもたらして
いるのは花椒(山椒)のしびれるような辛さ。

しばらくすると唇が麻痺し、じんじんと脈拍が感じられる
辛さはまさに「麻」で表現される味。慣れてなければ
痛いと感じるほどの辛さがこの店の真骨頂なのです。


十条で創業して2店目として開いたのがこの店で、
いまはさらにもう一店火鍋専門店が池袋にあるの
ですが、実際にはここが本店となっているようす。

公式ホームページでも記載されているのはこの店の
電話番号で、女性オーナーの楊鋭意さんもこの店に
よくいるようです。

しかしこの楊さん、すでに創業10年というのにとても
若く見えるのが不思議。彼女の人柄に触れるために
来る客がいるというのがわかるような、明るく丁寧な
対応をしてくれる女性です。


メニューは辛いものばかりではありません。

私が食べたなかでおいしかったののは「羊肉水餃子」。
その名のとおり羊の肉を具にした餃子で、中国では
ごく普通のものですが、よく練り込まれた餡の味も
しっかりしていて肉汁もたっぷり閉じ込められています。
皮はちょっと薄めで、これだけで主食といった感じでは
ありませんが、サイドメニューやビールのつまみとしては
とてもいい一品です。

もちろん羊肉が苦手な人は通常の水餃子のほか
たくさんの具のレパートリーの中から水餃子、焼餃子を
選ぶこともできます。

また、辛いもの好きなら「汁なし担担麺」もどうぞ。
四川家庭料理というだけあって、青菜とピーナッツを
砕いたものが乗るとてもシンプルな担担麺ですが、
下に敷かれたたれをからめて食べると鮮烈な辛さと
うま味が脳を刺激してくれます。

鹹水の入っていない白い麺の、ちょっとぬめっとした
食感も印象的で、人によってはかなりはまってしまい
そうな感じです。


副都心線開通によって“滅ぶんじゃないか”とまで
心配された池袋。

その東京芸術劇場近くの裏路地にひっそりとたたずむ
小さな店ですが、中国料理店らしからぬあたたかな
雰囲気と現地そのままの鮮烈な辛さを体験しに、ぜひ
一度訪れてみてはいかがでしょうか。



たゆたうラー油の海
豆腐と肉は漂着物か


汁物にさえ見える麻婆豆腐


羊肉水餃子


よく練り込まれた羊肉が
もっちりした皮と合っていておいしい


汁なし担担麺
麺の白さが印象的


東京芸術劇場近くの路地裏に
ひっそりとたたずむ小さな店





麻婆豆腐 850円 汁なし担々麺 780円 羊肉水餃子 580円
水餃子 450円 焼餃子 550円 砂肝香煮 550円 ピータン 450円
海老ワンタン麺 890円 炒飯 750円 レタス炒飯 850円 じゃが芋黒酢炒め 800円



このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/yang.htm


2008・8