渋谷とっておき!!ホーム 渋谷区富ヶ谷1-45-13

11:00 〜麺がなくなり次第
月休

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【2008年3月 富ヶ谷に移転しました。
 下の方に同年5月の追記があります。】


セルフだから讃岐うどんではないのです。
安いから讃岐うどんではないのです。

セルフも安さも、製麺所の片隅で食べさせたことから
はじまっただけのこと。讃岐うどんの本質とは、本来
なんの関わりもないことなのです。

しかし、あたかもそれが讃岐うどんの条件であるかの
ように騒ぎ立てているのは、しょせん知ったかぶりの
田舎者なのです。

この店は、讃岐うどんがブームになるはるか昔から、
ずっとここで営業を続けてきました。
午前11時から、麺がなくなるまで。
かたくなにそのスタイルを守り続けてきました。

渋谷の片隅の雑居ビル。この薄暗い
地下通路には、毎日毎日行列ができ、
人々は讃岐うどん特有のムニムニとした独特の
歯ごたえを堪能し続けてきたのです。
少なくとも、私がこの店を知った10年ほど前から。

当時から麺はまったく変わっていません。
透明感のある、弾力を持つ手打ちの麺。
薄味の鰹だしのすごく熱いスープの中から、
たぐりよせるように人々は麺をすすります。

蜂の巣のような無数の穴があいたサクサクの衣を
持つ天ぷらは、その熱いスープにふやけ、きれいに
融けてなお、さらにうま味を広げていくのです。

讃岐うどんとはこういうもの。
ぜひ一度訪れてみてください。

いま、渋谷にはセルフや100円をうたい文句にする
讃岐うどんチェーンができています。
しかし讃岐うどんブームがあっという間に終わっても、
この店だけは10年前と同じようににぎわい続けて
いくことでしょう。


富ヶ谷の新店舗
誰も並んでいないのは珍しい


ボンカレーの看板が微笑むかつての店先
ホーロー看板は店内の壁を埋めつくす


生じょうゆあつあつうどん
たっぷりの天かすが食欲をそそる


左がイカで右が穴子の天ぷら
別盛りで頼むには
ちょっと衣が厚すぎる気も

 




富ヶ谷への移転後、挑戦3回目にしてようやく
入ることができました。

渋谷から遠く離れ、メトロ千代田線代々木公園駅・
小田急代々木八幡駅からも歩いて5分以上かかる
という町はずれへの移転だったのですが、相変わらず
行列が続いているのです。

最初行ったときには2時半をすぎ、さすがに空いて
いるだろうと思って行ったのに10人近い行列。

昼食を食べ損ね、どこかこの時間でも開いてる店は
ないかと探していたときでしたので、空腹を抱えて
10人もの行列で待つゆとりはありませんでした。

2回目も同様に失敗し、今度こそと向かった3回目。

午後2時に店に着いたとき、目を疑いました。
誰も並んでいないのです。

そのまますんなり店に入り、横並びの2人席という
ちょっと不思議なテーブルに陣取ると、店内はほかに
7人ほど。
しかし私のすぐあとに次から次へと客が来て、店は
あっという間に満席になってしまい、店外にはまた
行列ができてしまいました。誰も並んでいなかった
のはほんの一瞬のことだったようです。

店はカウンター8席、テーブル席が4人×3と2人×1で
キャパシティは20人ちょっとと、渋谷の街なかに
あったころよりかなり余裕ができています。

また店内は壁の一面がガラス張りのショーケースと
なっていて、前の店から飾られていたホーロー看板
などのレトログッズが所狭しと飾られています。

さて肝心の味ですが、変わっていません。

「生じょうゆうどん」の「あつあつ」を食べたのですが、
麺に隠れるように入っているだしがおいしく、あえて
醤油を入れなくてもだしに味だけでじゅうぶん食べ
られるほど。天かすからしみ出す脂のうま味もあり、
これだけで立派な一食にできるほどです。

また巨大な衣をまとった天ぷらもまた健在。
野菜盛りとげそを別皿で頼んだのですが、カリカリの
衣の中のげそはしっかり下味が付けられていて
じゅわっとうま味が出てきます。野菜天も椎茸、しそ、
かぼちゃ、ピーマンなどそれぞれさくさくっとした感触で
おいしく食べられました。
ただ、天ぷらを二種類も食べてしまうとさすがに後で
もたれてきましたが。

生じょうゆうどんで100円アップなど、全体に値段が
100円から200円程度値上がりしていますが、それでも
味と量からすればコストパフォーマンス(価格性能比)
まだ高いと思います。

渋谷から行くのはかなり遠いですが、代々木八幡の
周辺に行くことがあったらぜひとも足をのばしたい店
です。


100円上がったものの
変わらない味の生じょうゆうどん



広々といった感じになった店内


大村崑に だっこちゃん
レトログッズの展示は変わらず


生じょうゆうどんはだしがおいしいので
醤油を入れなくても食べられる


別皿で出てきた天ぷら
げそと野菜盛り


げその天ぷらの断面
しっかり下味を含ませて揚げてある



生じょうゆうどん(あつあつ・冷) 600円 ざるうどん 600円 きつねうどん 750円
野沢菜うどん 750円 海草うどん 950円 角煮うどん 1,200円

【トッピング】 げそ 150円 じゃこ天 200円 いか・穴子・ほたて 各300円 
海老・野菜盛り 各400円


このページのURL:
http://www.totteoki.jp/shibuya/yashima.htm


2003.12 2005.3写真追加 2008.5 追記